ComfyUI-freefieldの使い方|117個のアプリをサイドバーから、H3の写真から動画も32GBで動いた

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ノードもモデルも、すべて無料で入手できます。試した環境の一覧は検証の記録にあります。

ComfyUI-freefield は、Freefield の117個のアプリ(画像・動画・VFX・音声)を、ComfyUI のサイドバーから開けるようにするノードです。新しい計算ノードはなく、開くのはふつうの ComfyUI のワークフローです。

作者が「24GB のカードではまだ動かしていない」としている MiniMax H3 の「H3 Photo to Video」を、テキストエンコーダーだけ手元の軽い版(NVFP4、14.6GB)に替えて RTX 5090 で動かすと、4秒の音声つき動画が2回目以降は約2分20秒でできました。所要時間は30分ほど(モデルのダウンロードを除く)、難しさは初心者〜中級です。

先に結論(今回のテスト条件で)

アプリ結果時間
H3 Photo to Video(例のまま、テキストエンコーダーだけ NVFP4)写真の人物が笑い、カメラを指さす4.5秒の動画(608×1024、音声つき)初回 12分34秒(読み込み込み)、2回目 2分22秒
Remove Background(BiRefNet、0.44GB)香水瓶の背景がきれいに抜けたダウンロード 28秒、実行 31秒(初回、読み込み込み)

ComfyUI 0.44.0(カスタムノードは freefield だけ)、例の値のまま(H3 は20ステップ、2秒指定 → 4.5秒、シード1と2)。H3 のモデルはハードディスクに置いているため、初回は読み込みに時間がかかっています。

迷ったら

まず「Only apps ready to run」で、手元のモデルですぐ動くアプリを探します。足りないモデルは、アプリのページの「Download」で無料・承認不要のものから入れます。H3 のアプリは、27GB のテキストエンコーダーを落とす前に、手元の軽い版に替えて試せます。

ComfyUI-freefield とは?

Freefield は、有料の動画サービスの機能を、オープンなモデルのワークフローで作り直したアプリ集です。neuregex/ComfyUI-freefield は、それを ComfyUI の中で使うための入口で、2026年11月6日の版(56c2f6b)で117個のアプリが入っていました。

  • 左のサイドバーに「Freefield」のタブが増え、カテゴリーと検索でアプリを探せる
  • アプリのページで、使うモデルの一覧・大きさ・ライセンスと、手元に足りないものがわかる
  • 「Download」で Hugging Face から足りないモデルを ComfyUI のモデルフォルダーに入れる(途中で止まっても続きから)
  • 「Open with example」で、作者の例の値と入力画像が入ったワークフローを新しいタブで開く
左がアプリの一覧(117 apps・0 ready here)、右が H3 Photo to Video のページ。モデル4つのうち1つ(27GB のテキストエンコーダー)が足りないと出ている
左がアプリの一覧(117 apps・0 ready here)、右が H3 Photo to Video のページ。モデル4つのうち1つ(27GB のテキストエンコーダー)が足りないと出ている

カードには「11 GB to get(あと11GB 必要)」「Ran on 24 GB(24GB のカードで動いた)」「Needs 48 GB(重さからの見積もり)」などが出ます。作者は RTX 3090 Ti(24GB)で117個のうち72個を動かしたと書いていて、その記録も tested フォルダーに入っています。

導入

cd ComfyUI\custom_nodes
git clone https://github.com/neuregex/ComfyUI-freefield

追加のパッケージは要りません。ComfyUI 0.42 以降が必要です。ComfyUI-Manager で「Freefield」を探しても入れられます。FLUX 3 Klein と LTX-2.5 のアプリは、Hugging Face でライセンスへの同意とトークンが要ります(今回は使っていません)。

H3 Photo to Video を軽いテキストエンコーダーで動かす

H3 の4つのアプリ(H3 Photo to Video、H3 Video、Extend Video、Re-shoot)は、テキストエンコーダーに int8 版(27GB)を使います。手元には同じ H3 用の NVFP4 版(14.6GB)があったので、「Open with example」で開いたあと、CLIPLoader のファイル名だけ替えて実行しました。

CLIPLoader の clip_name:
qwen3vl_32b_minimax_h3_int8_convrot.safetensors
→ qwen3vl_32b_minimax_h3_nvfp4_awq.safetensors
左端が入力の写真、右へ 0.3秒・2.0秒・3.9秒のフレーム。笑ってうつむき、最後にカメラを指さす
左端が入力の写真、右へ 0.3秒・2.0秒・3.9秒のフレーム。笑ってうつむき、最後にカメラを指さす

例のプロンプト(男性が笑い、カメラを見て「Hey, good to see you.」と言う)どおり、写真の人物が笑い、うつむいてから顔を上げ、カメラを指さしました。顔や服は写真のまま保たれ、動画の形も写真と同じ縦長になります。

サンプリングは20ステップで約1分36秒でした。初回は H3 の本体とテキストエンコーダーをハードディスクから読むため、全体で12分34秒かかりました。シードを替えた2回目は2分22秒です。作者の例は H100(80GB)で110秒でした。

小さなアプリならすぐ動く

Remove Background(背景の除去)は、BiRefNet(0.44GB、MIT)だけで動きます。アプリのページの「Download」で28秒で入り、例の香水瓶の写真から背景を抜けました。

左が例の写真、右が Remove Background の結果(灰色の部分が透明)
左が例の写真、右が Remove Background の結果(灰色の部分が透明)

なお、手元では BiRefNet を別のフォルダー(extra_model_paths.yaml で指定した場所)にも置いていましたが、yaml に background_removal の行がなかったため、Freefield は「足りない」と判断して ComfyUI 側にもう一度落としました。モデルを別の場所に置いている人は、yaml の種類の行を確かめてから Download を押すと、二重に落とさずに済みます。

商用で使える?

ComfyUI-freefield のコードは MIT です。モデルのライセンスは、アプリのページに1つずつ出ます。今回の BiRefNet は MIT、H3 は MiniMax H3 Community License(EU・英国・韓国・米国は対象外、年商2,000万ドルを超える商用は MiniMax の書面の許可が必要)です。くわしくはH3 の導入編で説明しています。

よくある質問(FAQ)

Q. ComfyUI-freefield とは?

Freefield の117個の画像・動画・VFX・音声のアプリを、ComfyUI のサイドバーから開けるノードです。中身はふつうの ComfyUI のワークフローで、足りないモデルはボタン1つで落とせます。

Q. H3 のアプリは 32GB の GPU で動く?

RTX 5090(32GB)で、テキストエンコーダーを NVFP4 版(14.6GB)に替えると、H3 Photo to Video が動きました。2回目以降は約2分20秒でした。27GB の int8 版のままでは試していません。

Q. 「0 ready here」と出るのは?

アプリが使うモデルのどれかが、ComfyUI のモデルフォルダーに見つからないときの表示です。extra_model_paths.yaml で別の場所を指定しているなら、その種類の行があるかを確かめます。

まとめ

ComfyUI-freefield は、117個のアプリを「何が足りないか」つきで一覧できるのが便利でした。H3 のような重いアプリも、中身がふつうのワークフローなので、手元の軽いモデルに差し替えて動かせます。

Only apps ready to run で探し、足りなければ軽い版に差し替えて試す。

この記事の検証環境

RTX 5090(32GB)/ Ryzen 9 9950X3D / 128GB / Windows 11 / ComfyUI 0.44.0 / ComfyUI-freefield 56c2f6b(2026年11月6日、カタログは neuregex/freefield@e5fa71b)/ MiniMax H3 fl2va pruned int8 + テキストエンコーダー NVFP4 / BiRefNet / 2026年11月7日
これまでの検証の一覧はこちら

検証メモ

  • 実行の仕方:サイドバーの画面は ComfyUI の画面で確かめ、実行は Freefield の「例で開く」と同じ中身(/freefield/open が返すワークフロー)を ComfyUI に送りました。H3 はテキストエンコーダーのファイル名だけを替えています。
  • 時間:ComfyUI の execution_start から execution_success までです。H3 のモデルはハードディスクに置いています。
  • 試していないこと:int8 のテキストエンコーダー(27GB)、ほかの3つの H3 アプリ、LTX-2.5・FLUX 3 Klein のアプリ(Hugging Face での同意が要る)、Freefield 本体(Web の画面)。

参考リンク

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

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