AnimaとIllustriousの違いを比較【2026年】人気・得意なこと・LoRA・必要VRAM

同じプロンプトで作った比較。左が Illustrious XL v2.0、右が Anima(服と髪の色を指定した2人の女の子) LoRA・モデル

この記事について(広告・アフィリエイトリンクはありません)

迷ったら情報の多い Illustrious から始めて、人ごとの服や髪の色を指示どおりに出したくなったら Anima も試す。これが筆者の結論です。

Illustrious(イラストリアス)と Anima(アニマ)は、アニメ絵の画像生成でよく名前が出るモデルです。どちらもアニメ・イラスト向けですが、作られた時期も仕組みもまったく違います。

この記事を読むと、2つの違いと、自分はどちらを選べばいいかがわかります。確かめた材料は、公式の説明、筆者の PC で同じプロンプトを入れて比べた結果、配布サイト Civitai の数字の3つ。比べた環境と数字の読み方は、末尾の「検証メモ」にまとめました。

Illustrious で作った白衣の女の子
Illustrious(公式の Illustrious XL v2.0)
Anima で作った白衣の女の子
Anima(公式の Anima-Base v1.0)

先に結論

・Illustrious は2024年から使われてきた定番。派生モデルや LoRA の蓄積が厚い
・Anima は2026年に出た新しいモデル。今回のテスト条件では、服の色や2人の描き分けを指示どおりに描けた枚数が多かった
・新しく公開される LoRA は Anima が多い。Civitai で直近30日に公開された LoRA の数は、成人向けを含めて Anima 9,406本・Illustrious 7,536本だった(利用者数やダウンロード数の比較ではない)
・迷ったら、手軽さと情報の多さで Illustrious から。思いどおりの構図を出したくなったら Anima も試す

この記事で使ったモデルとワークフロー

モデルダウンロード先
Illustrious XL v2.0(公式)直接ダウンロード(約6.9GB)
Anima-Base v1.0(本体)直接ダウンロード
Anima 用の文字を読む部品直接ダウンロード
Anima 用の絵に戻す部品直接ダウンロード

ComfyUI の入れ方とモデルの置き場所は、ComfyUI の入れ方の記事で説明しています。

いちばんの違いは仕組み(SDXL と DiT)

IllustriousAnima
作った人OnomaAI(Onoma AI の研究チーム)CircleStone Labs と Comfy Org(ComfyUI の開発元)の共同開発
公開2024年(論文は2024年9月)プレビュー版が2026年1月、正式版が2026年5月15日
土台Stable Diffusion XL(SDXL)NVIDIA の Cosmos-Predict2-2B
仕組みU-Net(SDXL と同じ)DiT(Diffusion Transformer)
文字を読む部品CLIP(SDXL に内蔵)Qwen3 0.6B(小さな言語モデル)
学習した絵Danbooru2023(アニメ絵のタグ付きデータ)数百万枚のアニメ絵と、約80万枚のアニメ以外の絵
ファイル1つ(チェックポイント)3つ(本体・文字を読む部品・絵に戻す部品)
プロンプトタグ(英単語をカンマで並べる)タグと、ふつうの英文の両方

いちばん大きな違いは「仕組み」です。Illustrious は SDXL という定番の仕組みの上に作られていて、Anima はまったく別の新しい仕組み(DiT)で作られています。仕組みが違うので、使う道具や追加データ(LoRA)も別々になります。

Anima の文字を読む部品は、小さな言語モデル(Qwen3)です。そのため、タグだけでなく「左の女の子は赤い帽子、右の女の子は青いドレス」のような文章でも指示できます。公式の説明では、Anima はアニメ・イラスト向けで、写真のようなリアルな絵は苦手だとはっきり書かれています。

同じプロンプトで比べてみた

筆者の PC で、2つのモデルに同じプロンプトを入れて比べました。プロンプトは3種類で、それぞれシード(乱数の番号)を5つ変えて、各モデル5枚ずつ作っています。下の大きな画像はシード 42 の1枚、その下の4枚組はシード 1〜4 です。設定は検証メモに載せました。

比べるときの注意

2つとも、開発元が公開している素のモデル(ベースモデル)で比べています。筆者も最初は派生モデルで絵を作っていましたが、派生をベースと勘違いさせないよう、公式の Illustrious XL v2.0 に差し替えて作り直しました。

ネットでよく見る WAI-illustrious などの派生モデルは、見栄えがよくなるように追加で調整されているので、同じプロンプトでももっと華やかな絵になります。Anima の公式の説明にも、Base 版の絵はとてもあっさりしているとあります。

比較1:服と髪の色を指定した2人

2girls, the girl on the left has short black hair and wears a red hat and a yellow sweater, the girl on the right has long pink hair and wears a blue dress, standing side by side, smiling, park, upper body
同じプロンプトで作った比較。左が Illustrious、右が Anima(服と髪の色を指定した2人の女の子)
左:Illustrious 右:Anima

この1枚(シード 42)では、どちらもほぼ指示どおりに描けました。Illustrious は、頼んでいないピンクの上着を右の子に足しています。Anima は、指定したものだけをそのまま描いています。

1枚だけでは偶然の差かもしれないので、シード(乱数の番号)を4つ変えて、両方で同じプロンプトを作りました。

2人の服と髪の色を指定したプロンプトを、シードを変えて4枚ずつ作った比較。左が Illustrious XL v2.0、右が Anima
左の4枚:Illustrious XL v2.0 右の4枚:Anima(シード 1〜4)
IllustriousAnima
指示どおりに描けた枚数(シード 42 を含む5枚)1枚4枚
よくあったまちがい赤い帽子が右の子にもかぶさる、2人の服が入れ替わる右の子の髪が短くなった(1枚)

数えたのは「左の子だけが赤い帽子と黄色い服、右の子がピンクの長い髪と青い服」がそろっているかどうかです。Illustrious は、赤い帽子が2人ともにかぶさったり、2人の服が入れ替わったりすることが多くありました。Anima は5枚中4枚で、だれに何を着せるかを正しく描き分けました。

一方で、Anima は指定していないのに体型を強調して描くことがありました(右の4枚のうち3枚)。全年齢向けの絵を作りたいときは、公式がすすめているとおり、プロンプトの最初に safe を入れておくと安心です。

比較2:夕焼けの草原を走る女の子

1girl, solo, long blonde hair, blue eyes, white robe, gold sash, running, wind, hair blowing, dynamic pose, fantasy landscape, castle in background, sunset sky, dramatic clouds, grass field, from side
同じプロンプトで作った比較。左が Illustrious、右が Anima(夕焼けの草原を走る女の子)
左:Illustrious 右:Anima(シード 42)
夕焼けの草原を走る女の子を、シードを変えて4枚ずつ作った比較。左が Illustrious XL v2.0、右が Anima
左の4枚:Illustrious XL v2.0 右の4枚:Anima(シード 1〜4)
IllustriousAnima
「走っている」姿になった枚数(5枚中)5枚1枚

今回のテスト条件では、Illustrious は5枚とも走っている姿になり、動きのあるポーズがはっきり出ました。Anima は5枚中4枚が「歩く」か「立つ」に近い姿で、そのかわり雲や光、遠くの城など背景の描き込みが多い傾向がありました。

比較3:人のいない風景(雨の夜の駅)

no humans, scenery, a quiet japanese train station at night in the rain, glowing vending machine, reflections on wet ground, fluorescent lights, power lines
同じプロンプトで作った比較。左が Illustrious、右が Anima(雨の夜の駅)
左:Illustrious 右:Anima(シード 42)
雨の夜の駅を、シードを変えて4枚ずつ作った比較。左が Illustrious XL v2.0、右が Anima
左の4枚:Illustrious XL v2.0 右の4枚:Anima(シード 1〜4)
IllustriousAnima
線路側のホームの端まで描かれ、駅だと分かる枚数(5枚中)1枚5枚

どちらも雨の夜の雰囲気は出ています。今回のテスト条件では、Anima は5枚ともホームと線路が描かれた「駅」になりました。Illustrious は自動販売機のある通路や建物の前になることが多く、駅だと分かる絵は5枚中1枚でした。風景の描き方は好みも大きいので、画像で見比べてください。

1枚の時間は Illustrious が約4秒、Anima が約10秒

1024×1024 の画像1枚で、2回目以降(モデルを読み込み済み)は、Illustrious が約4秒、Anima が約10秒でした(RTX 5090)。Anima のほうが2倍ちょっと時間がかかります。

今回のテストで見えた傾向

上の比較(プロンプト3種類・各5枚、RTX 5090、2026年10月27日)と、公式の説明から見えた傾向です。プロンプトや設定、派生モデルを変えると結果は変わります。

IllustriousAnima
人ごとの服や髪の指示(比較1)△ 5枚中1枚が指示どおり◯ 5枚中4枚が指示どおり
動きのあるポーズ(比較2)◯ 5枚中5枚が走る姿△ 5枚中1枚が走る姿
風景の指示(比較3)△ 5枚中1枚が駅と分かる◯ 5枚中5枚が駅と分かる
一枚絵の華やかさ素の版は控えめ。派生モデルで華やかになる素の Base 版はあっさり(公式の説明どおり)
意図しない体型の強調目立たなかった比較1の4枚中3枚であった
文章での指示タグが中心タグも文章も使える(公式の説明)
生成の速さ(1024×1024)約4秒約10秒
派生モデル・LoRA の蓄積多い急に増えている(新着は Anima が多い)
情報の多さ(日本語)多いこれから増えそう
成人向けの生成対応した派生モデルが多い公式に年齢区分のタグがある

◯△は、今回のテスト条件での結果をもとにした筆者の見立てです。自分の使い方に近いプロンプトで、何枚か作って確かめるのがいちばん確実です。

Civitaiで新しく公開されたLoRAはどちらが多い?

モデルや LoRA の配布サイト「Civitai」の公開データを使って、2026年10月27日に数を調べました。直近30日のあいだに初めて公開されたモデルの数です。

直近30日に公開された数IllustriousAnima
LoRA(成人向けを含む)7,536 本9,406 本
LoRA(成人向けを除く)3,628 本4,813 本
チェックポイント(成人向けを含む)109 本111 本

新しく公開された LoRA の数では、Anima が Illustrious を上回っていました。Anima の正式版が出たのは2026年5月なので、半年たたずに追い抜いたことになります。Anima の周りで LoRA を作る活動が活発になっていることがうかがえます。

投稿数は、モデルの周りの制作活動を比べる目安です。実際の利用者数やダウンロード数、総合的な人気をそのまま表すものではありません。

成人向けの生成には強い?

ローカルで画像を作る理由として、成人向けの絵を作りたいという人も少なくありません。この記事では成人向けの画像は作っていませんが、データからわかることを書いておきます。

Civitai では、成人向けのものを含めると、新しく公開された LoRA の数がどちらのモデルでもほぼ2倍になりました。どちらも、新しい LoRA の半分くらいが成人向けということです。Illustrious は、ダウンロード数1位の派生モデル WAI-illustrious(約157万回)が成人向けのモデルとして登録されているなど、対応したモデルの蓄積があります。Anima は、公式の説明に「safe(全年齢)・sensitive・nsfw・explicit」という年齢区分のタグがあり、プロンプトで出し分けられるように作られています。

全年齢の絵だけを作りたいときは、プロンプトに safe(Anima の場合)を入れ、ネガティブプロンプトに nsfw を入れておくと安心です。

人気の派生モデル

どちらのモデルも、ほかの人が追加で学習させた「派生モデル」がたくさんあります。初心者は、素のモデルより派生モデルのほうがきれいな絵を出しやすいです。

Illustrious の派生モデル

モデルCivitai のダウンロード数メモ
WAI-illustrious-SDXL約157万回いちばん人気の定番。成人向けのモデルとして登録
Hassaku XL (Illustrious)約52万回成人向けのモデルとして登録
Nova Anime XL約50万回全年齢向けとして登録
NoobAI-XL約32万回Illustrious をもとに、さらに学習を重ねたモデル

ダウンロード数は2026年10月27日時点で、ほかのベースモデル向けの版を含めたモデル全体の数です。成人向けとして登録されたモデルのページは、Civitai へのログインと表示設定が必要なことがあります。

Anima の派生モデル

  • Anima 公式(Base / Aesthetic / Turbo):Base は素のモデル、Aesthetic は見栄えを調整した版、Turbo は 8〜12 ステップで速く作れる版。公式は「まず Turbo から試すのがおすすめ」と書いています
  • WAI-ANIMA:WAI-illustrious と同じ作者による Anima 版。Civitai のダウンロード数は約9万回
  • AnimaYume(約5.7万回)、RDBT など:Anima をもとにした派生モデルが2026年の春ごろから次々に出ています

Anima の公式モデルは、Civitai でのダウンロード数が約28万回でした(2026年10月27日時点)。

LoRA は使い回せる?

LoRA は、モデルに特定のキャラや画風を覚えさせる追加データ。この2つのモデルのあいだでは使い回せません。

Illustrious 用の LoRA は Anima では使えません

2つは仕組み(SDXL の U-Net と、DiT)がまったく違うので、LoRA もそれぞれ専用のものが必要です。LoRA を探すときは、配布ページの「Base Model」が自分のモデルと同じか(Illustrious か Anima か)を必ず確認してください。

  • Illustrious 用の LoRA は、Illustrious とその派生モデル(WAI-illustrious など)で使えます。NoobAI など、さらに派生したモデルでは効き方が変わることがあります
  • Anima 用の LoRA は、Anima とその派生モデルで使います。公式は「LoRA は Base 版で学習して」と案内しています
  • 自分で LoRA を作る場合も、学習の道具や設定が別々です。Anima の LoRA 作りは、Illustrious より学習に時間がかかる傾向があります

LoRA の導入方法や、Anima に Illustrious 用 LoRA を読み込ませた場合の実験結果は、ComfyUIでLoRAを使う方法で詳しく紹介しています。

RTX 5090 以外の GPU でも動く?

この記事の比較は RTX 5090 で行いました。あわせて、VRAM が少ない GPU を使う人向けの簡易テストもしています。画像は 1024×1024 の1枚です。

--reserve-vram は GPU の VRAM 容量を制限する設定ではないので、下の表は実際の 8GB・12GB の GPU での動作を保証するものではありません(くわしくは検証メモへ)。

--reserve-vram の設定(想定した環境)IllustriousAnima
予約なし(VRAM 32GB のまま)生成できた・約3.3秒生成できた・約7.1秒
20GB を予約(12GB の GPU を想定)生成できた・約3.3秒生成できた・約7.1秒
24GB を予約(8GB の GPU を想定)生成できた・約3.3秒生成できた・約7.1秒

どの設定でも、どちらも生成は最後まで終わり、生成中に増えた VRAM は約6.5〜7.6GB でした。計算の速さは GPU の性能で変わるので、RTX 3060 や 4060 などでは上の秒数より時間がかかると考えられます。VRAM 6GB 以下の環境は想定していません。

結局どっちを使えばいい?

こんな人はおすすめ
とにかく最初の1枚をきれいに出したいIllustrious の派生モデル
好きなキャラの LoRA を使いたい(既存のものを探す)Illustrious(数が多い)
走る・跳ぶなど、動きのあるポーズを描きたいIllustrious(今回のテストで多かった)
人ごとに服や髪の色を指定したいAnima(今回のテストで多かった)
風景を指示どおりに描いてほしいAnima(今回のテストで多かった)
新しいものを試したい・LoRA を作って公開したいAnima

表の「今回のテストで多かった」は、この記事の小さな比較での結果です。自分の作りたい絵に近いプロンプトで、両方を何枚か試してみてください。

迷ったら、まずは情報の多い Illustrious の派生モデルから始めて、思いどおりにならない場面で Anima も試してみるのがおすすめです。ComfyUI のポータブル版なら、用途ごとにフォルダを分けて両方を入れておくこともできます。

比較を読んで Anima を使ってみたくなった方は、Anima の使い方・導入方法とおすすめ設定をご覧ください。モデルの導入から Turbo の推奨設定、サンプラーや CFG の比較まで詳しく解説しています。

Anima を導入したもののエラーで画像を生成できない場合は、Anima のトラブルシューティングガイドを参考にしてください。

ライセンスを確認しよう

Illustrious は版によってライセンスの表示が違い、v0.1 は「Fair AI Public License 1.0-SD」、この記事で使った v2.0 は「CreativeML OpenRAIL-M」です(版ごとの表は Illustrious XL の使い方)。Anima は「CircleStone Labs Non-Commercial License」です。どちらも派生モデルや LoRA にそれぞれ決まりがあります。Anima の商用利用の扱いは、下の表のように使い方ごとに異なります。

使い方扱い(2026年10月27日時点のモデルカードとライセンス v1.2)
モデル本体を商用で使う原則できない(非商用のみ)。商用で使いたい場合は、開発元に別のライセンスを相談する
派生モデル(LoRA など)を作る・配る非商用なら可。配るときはライセンスの写しと表示文を付ける
派生モデルを販売する個人であれば、派生モデルの重み(ファイル)を販売できる(有料ダウンロード、有償の制作依頼など)。販売できるのは重みだけで、それを組み込んだ製品は含まれない
生成画像を商用で使う可。画像の販売、有償の制作依頼、有料の製品(ゲームなど)の素材としての利用が例として挙げられている
モデルを組み込んだ有料サービス・製品別のライセンスが必要(有料の API・有料の画像生成サービス・収益化した製品への組み込みなど)

生成画像を使うときも、法令や第三者の権利(著作権・肖像権など)を守る必要があります。ライセンスが禁止しているのは、違法な内容や、本人の同意のない性的な画像を作ることなど。Anima は NVIDIA の Cosmos-Predict2-2B をもとにしているため、NVIDIA Open Model License も関係します。これは筆者が公式の文書を読んでまとめたもので、法的な判断ではありません。実際に使う前に、公式ライセンスとモデルカードの原文を確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q. Anima と Illustrious はどちらが人気ですか?

たまっている派生モデルや LoRA は Illustrious が多く、Civitai で新しく公開されている LoRA の数は Anima が上回っています(直近30日、2026年10月27日時点)。ただし、投稿数は利用者数そのものではないので、どちらが上と言い切ることはできません。

Q. Illustrious 用の LoRA は Anima で使えますか?

使えません。2つは仕組み(SDXL の U-Net と DiT)が違うので、LoRA はそれぞれ専用のものが必要です。配布ページの Base Model を確認してください。

Q. 初心者はどちらから始めればいいですか?

情報や派生モデルが多い Illustrious から始めるのがおすすめです。筆者のテストでは、人ごとの服の色などを指定したときに Anima のほうが指示どおりになる枚数が多かったので、そういう絵を作りたいときは Anima も試してください。

Q. Anima は VRAM がどれくらい必要ですか?

RTX 5090 で --reserve-vram の設定を変えて、利用可能な VRAM が少ない環境を想定した簡易テストをしたところ、1024×1024 の画像を作れました。生成中に増えた VRAM は約6.5GB でした。ただし、この設定は GPU の物理 VRAM 容量を制限するものではないため、結果は参考値です。実際の 8GB 搭載 GPU での動作を保証するものではありません。

Q. Anima は成人向けの画像も作れますか?

公式の説明に年齢区分のタグ(safe・sensitive・nsfw・explicit)があり、プロンプトで出し分けられるように作られています。全年齢の絵だけを作るときは safe を入れ、ネガティブに nsfw を入れてください。

Q. Anima は商用利用できますか?

Anima は、モデル本体の利用と生成画像の利用でライセンス上の扱いが異なるモデルです。モデル本体や派生モデルは原則として非商用でしか使えませんが、個人であれば LoRA などの派生モデルの重みを販売することは認められています。生成画像は商用で使ってよいとされ、例として画像の販売や有償の制作依頼が挙げられています。ただし、モデルを組み込んだ有料サービスや製品には別のライセンスが必要です。生成画像でも法令や第三者の権利を守る必要があります。利用形態ごとに公式のライセンスとモデルカードを確認してください(2026年10月27日時点、ライセンス v1.2)。

この記事の検証環境

Windows 11 / RTX 5090(VRAM 32GB)/ ComfyUI 0.42.1 ポータブル版 / 2026年10月27日に検証
これまでの検証の一覧はこちら

まとめ

  • Illustrious は SDXL ベースの定番。たまった資産(派生モデル・LoRA)が多く、今回のテストでは動きのあるポーズを描けた枚数が多かった
  • Anima は2026年に出た新しい仕組みのモデル。今回のテストでは人ごとの指示や風景の指示を守る枚数が多く、新しく作られる LoRA の数でも上回っている
  • 2つの LoRA は使い回せない。ダウンロード前に Base Model を確認する

検証メモ

  • 比べた環境:2026年10月27日。Windows 11 / GeForce RTX 5090(VRAM 32GB)/ ComfyUI 0.42.1 ポータブル版。どちらも開発元が公開している公式のベースモデルを使用(Illustrious XL v2.0 / Anima-Base v1.0)。
  • 生成の設定:それぞれのおすすめに合わせました(Illustrious は 28 ステップ・cfg 5.5・Euler a、Anima は公式テンプレートの 30 ステップ・cfg 4)。画像の大きさは 1024×1024 です。
  • 比較の範囲:プロンプト3種類・各5枚の小さなテストです。サンプルが少ないので、モデルの性能を言い切るものではありません。
  • Civitai の数え方:公開 API で、ベースモデルを「Illustrious」「Anima」に絞り、新しい順にたどって、最初の版の公開日が直近30日以内のものを数えました(2026年10月27日)。「成人向けを含む」は API に nsfw=true を付けた数、「除く」は付けない既定の数です。1つのモデルが複数のベースモデル向けの版を持っていることもあるので、目安として見てください。最初の集計は、古い1件で止まる不具合があったので直して数え直しました。
  • 確かめられなかったこと:これは「新しく公開された数」です。2024年から積み上がってきた LoRA や派生モデルの総数は、まだ Illustrious のほうが多いと考えられますが、Civitai の公開データでは総数が取れないため、数字では確かめられませんでした。
  • VRAM の簡易テスト:RTX 5090 で --reserve-vram の設定を変更し、利用可能な VRAM が少ない環境を想定しました。この設定は GPU の物理 VRAM 容量を制限するものではありません(ComfyUI の説明では「OS やほかのソフトのために予約する VRAM の量」を指定する設定です)。実際の VRAM 8GB・12GB 搭載 GPU とは、メモリ管理や処理速度などの条件が異なるので、結果は参考値です。

参考にした公式の資料

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

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