Fileeの使い方|無料・オフラインのファイル変換をコマンドで試した(Office不要)

レビュー・比較

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Filee は無料(MIT)で、課金のプランもありません。試した環境の一覧は検証の記録にあります。

Filee は、画像・動画・音声・文書などの形式を、PC の中だけで変換する無料のツールです。 アプリのほかに filee というコマンドもあり、PNG→WebP、MP4→MP3、Markdown→Word・PDF、Word→PDF が、どれも1件2秒ほどで終わりました。ファイルはどこにも送られません。

Word や PDF の変換には、Filee が公式の配布元から入れる LibreOffice などの変換エンジン(無料)を使います。Microsoft Office は要りませんでした。所要時間は10分ほど、難しさは初心者向けです。

先に結論(今回のテスト条件で)

変換時間大きさ
PNG(1024×1024)→ WebP(品質80)0.6秒1.29MB → 59KB
PNG → AVIF0.7秒1.29MB → 105KB
PNG → JPG0.5秒1.29MB → 153KB
MP4(5秒)→ MP30.7秒868KB → 93KB
MP4(5秒)→ GIF1.3秒868KB → 2.3MB
Markdown → Word(docx)0.5秒—
Markdown → PDF2.1秒—
Word → PDF(LibreOffice を入れたあと)0.6〜0.7秒—

時間はコマンドを打ってから終わるまでです。日本語の文書も、文字化けせずに PDF になりました。

迷ったら

画像や動画だけなら、入れてすぐ使えます。Word・Excel・PowerPoint を変換したいときだけ、filee engines install libreoffice を実行します。

Filee とは?

KnifeLemon/Filee は、Windows・Linux・macOS 向けのファイル変換ツールです。アプリでは、Ctrl キーを押しながらファイルをドラッグすると形式のメニューが丸く開き、選んで離すだけで変換されます。右クリックのメニュー、キーボードのショートカット、コマンドからも使えます。

2026年9月に公開され、11月7日時点で GitHub のスターは約2万3千、11月3日に 2.3.0 が出ています。今回はコマンドで試しました。

導入

winget install KnifeLemon.Filee

インストーラーは GitHub のリリースからダウンロードされ、管理者の権限を求めます。入ると C:\Program Files\Filee\cli\filee.cmd がコマンドとして使えるようになります(新しく開いたターミナルなら filee だけで動きます)。

コマンドで変換する

filee convert photo.png --to webp --quality 80 -o out
filee convert clip.mp4 --to mp3 -o out
filee convert memo.md --to pdf -o out
filee convert memo.docx --to pdf -o out

-o で出力先のフォルダーを指定します。フォルダーごと変換したり(--recursive)、フォルダーを見張って入ったファイルを自動で変換したり(filee watch)もできます。

変換エンジン

形式によって、裏で別のソフトを使います。filee engines で一覧が出ます。

エンジン今回の状態大きさ
pandoc(文書)最初から入っていた236MB
ffmpeg(動画・音声)PC に入っていたものを使った—
LibreOffice(Office 文書)追加(54秒)ダウンロード 423MB、展開後 1.3GB
Ghostscript、calibre、Tesseract(文字認識)、whisper(文字起こし)入れていない—

Markdown から PDF への変換は、LibreOffice を入れる前から動きました。Word から PDF への変換は、LibreOffice を入れてから試しています。

Markdown から Word を作り、それを PDF にした結果。見出し、箇条書き、表、日本語がそのまま出ている
Markdown から Word を作り、それを PDF にした結果。見出し、箇条書き、表、日本語がそのまま出ている

データはどこにも送られない?

README のプライバシーポリシーでは、ファイルは PC の中で変換され、アップロードも利用データの送信もしないとされています。インターネットにつながるのは、新しい版の確認(GitHub、設定で止められる)、自分で選んだ変換エンジンと文字認識の言語データのダウンロード、リンクを開いたとき、だけと書かれています。

RTX 5090 以外の人へ

Filee は GPU がなくても動きます。今回の変換は、どれも PC の性能に関係なく短い時間で終わる大きさでした。

よくある質問(FAQ)

Q. Filee とは?

画像・動画・音声・文書などを PC の中だけで変換する無料のツールです。アプリのほか filee コマンドでも使え、ファイルはアップロードされません。

Q. Word を PDF にするのに Office は要る?

要りません。filee engines install libreoffice で LibreOffice(無料、423MB)を入れると、Word → PDF が1件1秒以内で変換できました。

Q. Filee のコマンドの使い方は?

filee convert ファイル –to 形式 -o 出力先 です。filee formats で対応形式、filee engines で変換エンジンの一覧が出ます。

まとめ

Filee は、ふだんの形式変換をネットに出さずに済ませたい人に向いたツールです。コマンドがあるので、AI にまとめて変換させる使い方もできます。

winget で入れて、Office 文書を扱うときだけ LibreOffice のエンジンを足す。

この記事の検証環境

Windows 11 / Filee 2.3.0(winget)/ pandoc 3.13 / LibreOffice 26.2.6(Filee のエンジン)/ ffmpeg 8.1.2 / 2026年11月7日
これまでの検証の一覧はこちら

検証メモ

  • 素材:当サイトの記事で作った PNG(1024×1024)、MiniMax H3 の動画(864×480、5秒)、日本語の Markdown(見出し・箇条書き・表)。
  • PDF の確認:Word から作った PDF を Filee で PNG にし、見た目を確かめました。
  • 試していないこと:アプリの画面(Ctrl ドラッグのメニュー)、HEIC・HWP・電子書籍、文字認識、文字起こし、Linux・macOS。

参考リンク

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

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