ComfyUI-Easy-Use の画像の処理ノードは、ほとんどがモデルなしで、そのまま動きました。
全210ノードを3回に分けて試すシリーズの2回目です。今回は、画像の大きさを変える・切る・並べる・色をそろえるといった画像の処理、インペイント(一部の描き直し)、IPAdapter などのアダプター、外部の API を使うノードの 58 個を扱います。
動いたのは 34 個、エラーが 11 個、実行していないものが 13 個。実行していないものの多くは、実行するとモデルを自動でダウンロードする作りのものです(下の注意を参照)。
Easy-Use の基本の組み方(EasyLoader → PreSampling → EasyKSampler)はシリーズ①を見てください。試した条件と数え方は、末尾の「検証メモ」にまとめました。
- ComfyUI-Easy-Use は3回に分けて紹介している
- マスクした部分だけを描き直す(applyInpaint)
- 全58ノードの結果:動いた34・エラー11・実行していない13
- 画像の大きさを変える・調べる
- 画像を切る・並べる・分ける
- 色・細部を整える
- 読み込む・保存する
- インペイント(一部を描き直す)
- アダプター(LoRA・ControlNet・IPAdapter など)
- easy loraPromptApply
- easy loraStackApply
- easy controlnetStackApply
- easy styleAlignedBatchAlign
- easy ipadapterApply
- easy ipadapterApplyADV
- easy ipadapterApplyFaceIDKolors
- easy ipadapterStyleComposition
- easy ipadapterApplyRegional
- easy ipadapterApplyEncoder
- easy ipadapterApplyEmbeds
- easy ipadapterApplyFromParams
- easy instantIDApply
- easy instantIDApplyADV
- easy pulIDApply
- easy pulIDApplyADV
- easy icLightApply
- 外部の API
- 使ってみて気づいたこと
- RTX 5090 以外の人へ
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
- 検証メモ
ComfyUI-Easy-Use は3回に分けて紹介している
| 回 | 分類 | 記事 |
|---|---|---|
| ① | ローダー・プロンプト・サンプラー | ComfyUI-Easy-Useの使い方① |
| ② | 画像・マスク・インペイント・アダプター | この記事 |
| ③ | ロジック・XY プロット・便利ノード・非推奨 | ComfyUI-Easy-Useの使い方③ |
マスクした部分だけを描き直す(applyInpaint)


EasyLoader の pipe に applyInpaint をはさみ、元の画像とマスクをつなぐと、マスクの白い部分だけが描き直されます。inpaint_mode を「normal」にすると、追加のモデルなしで動きました。Fooocus・BrushNet・PowerPaint を選ぶと、それぞれのモデルを自動でダウンロードする作りです。
- ワークフロー(applyInpaint)をダウンロードComfyUI の画面にドラッグ&ドロップで読み込めます
全58ノードの結果:動いた34・エラー11・実行していない13
分類は筆者が使いみちで分けたものです。ノードの画面は、そのノードを試したときの画面を切り出したものです。
画像の大きさを変える・調べる
easy imageScaleDown
画像を指定の幅と高さに縮めます。縦横比が違うときは中央で切り抜けます。
試したこと:1024×1024 のカフェの画像を 512×288・crop center にすると、横長に切り抜かれた小さな画像になりました。


easy imageScaleDownBy
画像を倍率で縮めます。
試したこと:0.25 倍にすると 256×256 になりました。


easy imageScaleDownToSize
長い辺(または短い辺)が指定の大きさになるように縮めます。
試したこと:384・mode を max にすると 384×384 になりました。


easy imageScaleToNormPixels
画素数を基準に、倍率で拡大・縮小します。
試したこと:lanczos・0.5 倍で 512×512 になりました。


easy imageSize
画像の幅と高さを数字で出します。
試したこと:幅と高さの「1024」が出ました。

easy imageSizeBySide
長い辺か短い辺の長さを出します。
試したこと:Longest で「1024」が出ました。

easy imageSizeByLongerSide
長い辺の長さを出します。
試したこと:「1024」が出ました。

easy imagePixelPerfect
ControlNet の前処理に合う解像度を計算します。
試したこと:Just Resize で「1024」が出ました。

easy imageRatio
画像の縦横比を出します。
試したこと:ノードに「Image Ratio is 1:1」と出ました。

easy imageCount
画像が何枚あるかを数えます。
試したこと:1枚の画像をつなぐと「1」が出ました。

easy imagesCountInDirectory
フォルダの中の画像の数を数えます。
試したこと:画像を2枚入れたフォルダを指定すると「2」が出ました。

画像を切る・並べる・分ける
easy imageInsetCrop
画像のまわりを、ピクセル数か割合で切り落とします(rgthree-comfy の同名のノードがもと)。
試したこと:上下左右を25%ずつ切り落とし、真ん中だけの画像になりました。


easy imageCropFromMask
マスクの範囲で画像を切り抜き、切り抜いた位置(BBOX)も出します。
試したこと:左半分が白いマスクで、カフェの画像の左半分(512×1024)が切り抜かれました。


easy imageUncropFromBBOX
切り抜いた画像を、元の画像の同じ位置に戻します。
試したこと:切り抜いた左半分を色を反転させてから戻すと、左側だけ色の変わった画像になりました(境目はぼかされた)。


easy imageConcat
2枚の画像を横や縦につなげます。
試したこと:カフェと森を右へつなぎ、2048×1024 の1枚になりました。


easy joinImageBatch
まとめた画像(バッチ)を、横か縦に1枚へつなげます。
試したこと:カフェと森のバッチを横につなぎ、1枚になりました。


easy imageSplitGrid
画像を縦横の格子に分けます。
試したこと:2×2 に分けると、4枚の画像になりました。


easy imageSplitTiles
画像を、重なりつきのタイルに分けます(大きな画像を分けて処理するため)。
試したこと:2×2 のタイルに分け、4枚になりました。


easy imageTilesFromBatch
分けたタイルから、何番目かを取り出します。
試したこと:4枚のタイルから index 3 を取り出し、右下の部分が出ました。


easy imageSplitList
バッチの画像を、3つの出力に分けて出します。
試したこと:カフェと森のバッチから、2つ目の出力に森の画像が出ました。


easy imagesSplitImage
バッチの画像を、5つの出力に1枚ずつ分けます。
試したこと:2つ目の出力に森の画像が出ました。


easy imageBatchToImageList
バッチ(ひとまとまり)をリスト(1枚ずつ順に処理する形)に変えます。
試したこと:2枚のバッチを変えて、プレビューに2枚が出ました。


easy imageListToImageBatch
リストをバッチに戻します。
試したこと:リストに変えたものを戻し、2枚が出ました。


easy makeImageForICLora
IC-LoRA 用に、2枚の画像を並べた1枚と、マスクを作ります。
試したこと:カフェと森を左右に並べた 1024×512 の画像ができました。


色・細部を整える
easy imageColorMatch
1枚目の色合いを、もう1枚の色合いに寄せます。
試したこと:カフェの画像を森の色合いに寄せる(mkl)と、緑がかったカフェになりました。


easy imageDetailTransfer
ぼやけた画像に、元の画像の細部を写し戻します。
試したこと:ぼかしたカフェの画像に、元の画像の細部を add で戻すと、ぼかす前に近い画像になりました。


easy imageRemBg
画像の背景を消します(RMBG など)。
試したこと:実行すると、必要なモデルを Hugging Face などから自動でダウンロードする作りのため、実行していません(置いた画面のみ)。

easy humanSegmentation
人物の体の部分(顔・髪・服など)ごとのマスクを作ります。
試したこと:実行すると、必要なモデルを Hugging Face などから自動でダウンロードする作りのため、実行していません(置いた画面のみ)。

easy imageInterrogator
画像から、それを表すプロンプトを作ります。
試したこと:実行すると、必要なモデルを Hugging Face などから自動でダウンロードする作りのため、実行していません(置いた画面のみ)。

読み込む・保存する
easy imageSave
画像を保存します。only_preview をオンにすると、保存せずに表示だけします。
試したこと:filename_prefix に「easyuse/kobo-eu-save」と入れて、output\easyuse に保存されました。


easy loadImagesForLoop
フォルダの画像を、ループ(シリーズ③)で1枚ずつ読み込みます。
試したこと:2枚入れたフォルダを指定し、1枚目の画像が出ました。ループと組んだ使い方は試していません。


easy loadImageBase64
Base64(画像を文字で表したもの)から画像を読み込みます。API から画像を受け取るときなどに使います。
試したこと:48×48 に縮めたカフェの画像の Base64 を入れると、画像として表示されました。


easy imageToBase64
画像を Base64 の文字に変えます。
試したこと:32×32 に縮めた画像を変えると、「iVBORw0KGgo…」で始まる文字が出ました。

easy imageChooser
生成の途中で止まり、画面で選んだ画像だけを先へ進めます。
試したこと:実行すると選ぶまで待つ作りで、シリーズ①の promptAwait と同じく自動で回す試験には入れられないため、実行していません(置いた画面のみ)。

easy removeLocalImage
ComfyUI の input フォルダの画像を、名前を指定して消します。
試したこと:試験用に置いた画像の名前を入れて実行しましたが、ファイルは消えずに残りました。中のプログラムを読むと、input フォルダの中にフォルダがあると、その後ろで見つけた名前の比べ方がずれる作りでした(筆者の環境では「3d」などのフォルダがあった)。

インペイント(一部を描き直す)
easy applyInpaint
マスクした部分を描き直す設定を pipe に入れます。inpaint_mode で方法(normal・Fooocus・BrushNet・PowerPaint)を選びます。
試したこと:inpaint_mode を normal、encode を vae_encode_inpaint にして、カフェの画像の左半分だけを「夜のカフェ」で描き直すと、左側だけ夜になりました。

easy applyFooocusInpaint
Fooocus のインペイント用のモデルを使います。
試したこと:実行すると、必要なモデルを Hugging Face などから自動でダウンロードする作りのため、実行していません(置いた画面のみ)。

easy applyBrushNet
BrushNet のモデルでインペイントします。
試したこと:実行すると、必要なモデルを Hugging Face などから自動でダウンロードする作りのため、実行していません(置いた画面のみ)。

easy applyPowerPaint
PowerPaint のモデルでインペイントします。
試したこと:実行すると、必要なモデルを Hugging Face などから自動でダウンロードする作りのため、実行していません(置いた画面のみ)。

アダプター(LoRA・ControlNet・IPAdapter など)
easy loraPromptApply
プロンプトの中の
試したこと:「cozy cafe interior, <lora:anima-turbo-lora-v0.2:0.8>」を入れると、プロンプトは「cozy cafe interior, 」になりました(LoRA は Anima 用なので、効き目は確かめていません)。

easy loraStackApply
LoRA の束(loraStack)を、モデルと CLIP にまとめてかけます。
試したこと:Illustrious の標準のワークフローに入れて画像ができました(LoRA は Anima 用なので、効き目は確かめていません)。


easy controlnetStackApply
ControlNet の束を pipe にかけます。
試したこと:手元の ControlNet のファイルが合わず、シリーズ①と同じ「’NoneType’ object has no attribute ‘copy’」のエラーになりました。

easy styleAlignedBatchAlign
まとめて作る画像どうしの画風をそろえる StyleAligned をかけます。
試したこと:2枚まとめて作る設定でかけ、2枚の画像ができました。


easy ipadapterApply
画像を見本にして、絵柄や顔を寄せる IPAdapter をかけます。別のカスタムノード(ComfyUI_IPAdapter_plus)が要ります。
試したこと:実行すると、まずモデルを自動でダウンロードし(IPAdapter 系のノードを動かした分の合計で約6.3GB)、そのあと「light model is not supported for SDXL」のエラーで止まりました。プリセットの初期値は SD1.5 用でした。

easy ipadapterApplyADV
IPAdapter を細かく設定して使います。別のカスタムノード(ComfyUI_IPAdapter_plus)が要ります。
試したこと:ipadapterApply と同じエラーになりました。

easy ipadapterApplyFaceIDKolors
Kolors 用の FaceID(顔を寄せる)IPAdapter です。別のカスタムノード(ComfyUI_IPAdapter_plus)が要ります。
試したこと:「No module named ‘insightface’」のエラーになりました(insightface という部品が要る)。

easy ipadapterStyleComposition
画風と構図を別々の画像から寄せる IPAdapter です。別のカスタムノード(ComfyUI_IPAdapter_plus)が要ります。
試したこと:ipadapterApply と同じエラーになりました。

easy ipadapterApplyRegional
範囲ごとに別の画像やプロンプトで IPAdapter をかける設定です。
試したこと:「To use ipadapterApply, you need to install ‘ComfyUI_IPAdapter_plus’」と出ました。

easy ipadapterApplyEncoder
画像を IPAdapter 用の情報(embeds)に変えます。別のカスタムノード(ComfyUI_IPAdapter_plus)が要ります。
試したこと:上の IPAdapter のノードで自動ダウンロードが起きたため、これは実行していません(置いた画面のみ)。

easy ipadapterApplyEmbeds
embeds を使って IPAdapter をかけます。別のカスタムノード(ComfyUI_IPAdapter_plus)が要ります。
試したこと:実行していません(置いた画面のみ)。

easy ipadapterApplyFromParams
Regional で作った設定から IPAdapter をかけます。別のカスタムノード(ComfyUI_IPAdapter_plus)が要ります。
試したこと:実行していません(置いた画面のみ)。

easy instantIDApply
1枚の顔写真から、その人の顔で画像を作る InstantID をかけます。別のカスタムノード(ComfyUI_InstantID)とモデルが要ります。
試したこと:手元に InstantID のモデルがなく、実行すると「必須入力 instantid_file がありません」と出て止まりました。

easy instantIDApplyADV
InstantID を細かく設定して使います。
試したこと:同じく「必須入力がありません」で止まりました。

easy pulIDApply
顔を寄せる PuLID をかけます。別のカスタムノード(ComfyUI_PulID)とモデルが要ります。
試したこと:手元にモデルがなく、「必須入力 pulid_file がありません」で止まりました。

easy pulIDApplyADV
PuLID を細かく設定して使います。
試したこと:同じく止まりました。

easy icLightApply
画像の光の当たり方を変える IC-Light をかけます。
試したこと:実行すると、必要なモデルを Hugging Face などから自動でダウンロードする作りのため、実行していません(置いた画面のみ)。

外部の API
easy joyCaption2API
BizyAIR という外部のサービスの JoyCaption2 で、画像から説明文を作ります。
試したこと:BizyAIR の API キー(有料のサービス)が要るため、実行していません(置いた画面のみ)。

easy joyCaption3API
BizyAIR の JoyCaption3 で、画像から説明文を作ります。
試したこと:同じく実行していません(置いた画面のみ)。

使ってみて気づいたこと
自動ダウンロードに気をつけてください。IPAdapter のノードは、別のカスタムノードがあるかを確かめる前にモデルをダウンロードしました。何が落ちるかわからないノードは、先に作者の説明を読んでから実行します。
IPAdapter・InstantID・PuLID は Easy-Use だけでは動きません。それぞれ ComfyUI_IPAdapter_plus、ComfyUI_InstantID、ComfyUI_PulID を入れます(筆者は試していません)。
画像の処理はモデルなしで動きます。縮める・切る・つなぐ・色を寄せるなどは、どれもすぐに結果が出ました。
removeLocalImage では消えませんでした。input フォルダの中にフォルダがあると、名前の比べ方がずれる作りです。大事なファイルを消すときは、ComfyUI ではなくエクスプローラーで消すほうが確実です。
RTX 5090 以外の人へ
この記事の画像の処理のノードは、モデルを使わないため、VRAM はほとんど使いません。applyInpaint で描き直すときに必要な VRAM は、使うモデル(今回は Illustrious XL)で決まります。目安は Illustrious XL の使い方にあります。
よくある質問(FAQ)
Q. Easy-Use の IPAdapter が動きません
別のカスタムノード ComfyUI_IPAdapter_plus が要ります。筆者の環境では、実行するとモデルを自動でダウンロードしたあと「light model is not supported for SDXL」のエラーになりました。プリセットの初期値は SD1.5 用でした。
Q. Easy-Use でインペイントするには
applyInpaint を EasyLoader と PreSampling の間に入れ、元の画像とマスクをつなぎます。inpaint_mode を normal にすると、追加のモデルなしで動きました。
Q. Easy-Use のノードは勝手にダウンロードしますか
IPAdapter・IC-Light・Fooocus Inpaint・BrushNet・PowerPaint・背景の削除などのノードは、実行すると必要なモデルを自動でダウンロードします。筆者の環境では IPAdapter で約6.3GB 落ちました。
Q. Easy-Use で画像を縮めるには
Image Scale Down(幅と高さを指定)、Image Scale Down By(倍率)、Image Scale Down To Size(長い辺の長さ)などがあります。どれもモデルなしで動きました。
まとめ
- ComfyUI-Easy-Use 1.4.1 の「画像・マスク・インペイント・アダプター」など 58 個を試した(動いた 34・エラー 11・実行していない 13)
- 画像の処理はモデルなしでそのまま動く。applyInpaint(normal)でマスクした部分を描き直せた
- IPAdapter などは別のカスタムノードが要り、実行するとモデルを自動でダウンロードする
ロジック・XY プロットの入力・便利ノード・非推奨のノードはシリーズ③で試しました。
検証メモ
- 試した環境:2026年10月28〜29日。Windows 11 / GeForce RTX 5090(VRAM 32GB)/ ComfyUI 0.43.0 ポータブル版(試験用のフォルダ)/ ComfyUI-Easy-Use 1.4.1。起動オプション
--disable-all-custom-nodes --whitelist-custom-nodes comfyui-easy-useで、Easy-Use だけを読み込みました。画像は、シリーズ①で Illustrious XL v2.0 で作ったカフェ(1024×1024)と森の画像を使いました。 - 件数の数え方:エラーには、実行中にエラーが出たもののほか、必須入力がないと出て止まった InstantID・PuLID と、エラーは出ないのにファイルが消えなかった removeLocalImage を入れています。
- 実行にかかった時間:自動ダウンロードが起きた回の記録で、ipadapterApply が 176.6 秒、ipadapterApplyFaceIDKolors が 88.1 秒。どちらも最後はエラーで止まりました。
- 確かめていないこと:ComfyUI_IPAdapter_plus などの別のカスタムノードを入れた状態。loraPromptApply と loraStackApply の LoRA は Anima 用なので、効き目も未確認です。
参考にした資料
- ComfyUI-Easy-Use(GitHub・作者のリポジトリ):ノードの説明、必要な別のカスタムノード

