KJNodesの使い方④ラテント・ノイズ・サンプリングなど29個を全部試した【ComfyUI・2026年版】

KJNodes の ScheduledCFGGuidance を ComfyUI で動かした画面 ComfyUI

この記事について(広告・アフィリエイトリンクはありません。記事の末尾に自作データ集の案内があります)

KJNodes の「ラテント・ノイズ・サンプリング・座標」に分類されているノード 29 個を1つずつ実行した結果は、動いた 28 個、エラー 1 個(DrawInstanceDiffusionTracking)でした。

KJNodes 以外のカスタムノードを止めた ComfyUI で、ComfyUI に最初から入っているノードと組み合わせて試しています。ノードごとに、実際に動かしたときの画面を載せました。

試した環境と条件は末尾の「検証メモ」へ。KJNodes の入れ方は ComfyUI のカスタムノードの入れ方を見てください。

この記事でわかること

  • KJNodes の「ラテント・ノイズ・サンプリング・座標」に関わるノード 29 個の、それぞれの役割と、試した結果
  • エディター系のノード(SplineEditor・PointsEditor)は、画面で点を置く前提のノード
  • DrawInstanceDiffusionTracking で出たエラーと、そのときの Matplotlib の版

全260個を7本に分けて紹介している

ComfyUI-KJNodes(KJNodes)は、ComfyUI の公式の登録所でいちばんダウンロードされているカスタムノードで、入れると 260 個のノードが増えます。この記事はシリーズの④回目です。

全260ノードを、やりたいこと・ノード名から探すには KJNodes 完全ガイド(総合索引)へ。

回分類記事
①画像KJNodesの使い方①
②マスクKJNodesの使い方②
③テキスト・数値・その他・ループKJNodesの使い方③
④ラテント・ノイズ・サンプリング・座標この記事
⑤モデル・LoRA・メモリ・高速化KJNodesの使い方⑤
⑥動画モデル用KJNodesの使い方⑥
⑦音声・非推奨KJNodesの使い方⑦

ノード名は、画面に出る英語の名前(または中身の名前)で書いています。ノードライブラリで名前を入れると見つかります。スクリーンショットの「プレビュー任意」は、数値や文字を表示するための ComfyUI の標準のノードです。

空の潜在画像を作る

EmptyLatentImagePresets

決まった大きさの一覧から選んで、空の潜在画像(生成のスタートになる白紙)を作ります。幅と高さの数値も出します。

試したこと:「768 x 512 (1.5:1)」を選び、幅 768・高さ 512 が出ました。

KJNodes の EmptyLatentImagePresets を ComfyUI で動かした画面
EmptyLatentImagePresets を試したときの画面

EmptyLatentImageCustomPresets

自分で決めた大きさの一覧から選んで、空の潜在画像を作ります。一覧は KJNodes のフォルダの custom_dimensions.json から読み込まれます。

試したこと:最初は一覧が空で、選べませんでした。KJNodes のフォルダには見本の custom_dimensions_example.json しかなかったためです。見本を custom_dimensions.json という名前でコピーすると、「SD – 512×512」などが選べるようになりました。

KJNodes の EmptyLatentImageCustomPresets を ComfyUI で動かした画面
EmptyLatentImageCustomPresets を試したときの画面

潜在画像のバッチを扱う

GetLatentRangeFromBatch

潜在画像のバッチから、指定した番号から何枚かを取り出します。

試したこと:4枚の画像を潜在画像にしたバッチから、1番から2枚を取り出し、画像に戻して確かめました。

KJNodes の GetLatentRangeFromBatch を ComfyUI で動かした画面
GetLatentRangeFromBatch を試したときの画面

GetLatentsFromBatchIndexed

潜在画像のバッチから、指定した番号のものだけを取り出します。

試したこと:「0, 3」を指定し、1枚目と4枚目を取り出しました。

KJNodes の GetLatentsFromBatchIndexed を ComfyUI で動かした画面
GetLatentsFromBatchIndexed を試したときの画面

InsertLatentToIndexed

潜在画像を、別の潜在画像のバッチの指定した位置に入れます。

試したこと:色を反転した画像の潜在画像を、4枚のバッチの 1番の位置に入れました。最初は source と destination を逆につないで「Index 1 out of bounds」のエラー。今回の組み方では、source に4枚のバッチ、destination に入れたい1枚をつないで動きました。

KJNodes の InsertLatentToIndexed を ComfyUI で動かした画面
InsertLatentToIndexed を試したときの画面

PreviewLatentNoiseMask

潜在画像に付いている「描き直す範囲のマスク(ノイズマスク)」を取り出して表示します。

試したこと:標準の「潜在ノイズマスクを設定」で顔のマスクを付けた潜在画像から、そのマスクを取り出せました。

KJNodes の PreviewLatentNoiseMask を ComfyUI で動かした画面
PreviewLatentNoiseMask を試したときの画面

ノイズとシグマ

GenerateNoise

ノイズ(ランダムな値)の潜在画像を作ります。作者の説明では、ノイズを足すときや、ノイズを足さない設定のサンプラーの空の潜在画像に使います。

試したこと:512×512 のノイズを作り、VAE で画像に戻すと、ざらざらした灰色の画像になりました。

KJNodes の GenerateNoise を ComfyUI で動かした画面
GenerateNoise を試したときの画面

InjectNoiseToLatent

潜在画像にノイズを混ぜます。マスクで範囲を決めることもできます。

試したこと:画像の潜在画像に、同じ大きさのノイズを強さ 0.5 で混ぜて画像に戻しました。この強さでは、見た目の変化は小さめでした(筆者の見立て)。

KJNodes の InjectNoiseToLatent を ComfyUI で動かした画面
InjectNoiseToLatent を試したときの画面

CustomSigmas

シグマ(各ステップのノイズの量)の並びを、数値を書いて自分で決めます。作者の説明には、NVIDIA の AYS などの例が載っています。

試したこと:作者の説明にある SD 1.5 用の AYS 10ステップの値を入れ、VisualizeSigmasKJ でグラフにしました。

KJNodes の CustomSigmas を ComfyUI で動かした画面
CustomSigmas を試したときの画面

FlipSigmasAdjusted

シグマの並びを逆さまにします(小さい順にします)。

試したこと:10ステップのシグマを逆にし、小さい値から大きい値へ並ぶことを確かめました。

KJNodes の FlipSigmasAdjusted を ComfyUI で動かした画面
FlipSigmasAdjusted を試したときの画面

SigmasToFloat

シグマを小数のリストに変えます。

試したこと:5ステップのシグマから、14.61…、3.86… のような小数のリストが出ました。

KJNodes の SigmasToFloat を ComfyUI で動かした画面
SigmasToFloat を試したときの画面

FloatToSigmas

小数のリストをシグマに変えます。

試したこと:「10.0, 5.0, 2.0, 0.5, 0.0」をシグマにして、グラフにしました。

KJNodes の FloatToSigmas を ComfyUI で動かした画面
FloatToSigmas を試したときの画面

サンプリング(生成の進め方)

ScheduledCFGGuidance

CFG(プロンプトに従う強さ)を、生成の途中の決めた区間だけ効かせるガイダー(SamplerCustomAdvanced 用)です。

試したこと:CFG 6 を 0〜50% の区間だけ効かせ、標準の SamplerCustomAdvanced で 768×768 を作りました。

KJNodes の ScheduledCFGGuidance を ComfyUI で動かした画面
ScheduledCFGGuidance を試したときの画面

CFGZeroStarAndInit

CFG-Zero* という方法でモデルを調整します(実験的なノード)。

試したこと:Illustrious XL v2.0 のモデルにかけて、ふつうに画像を作れることを確かめました。

KJNodes の CFGZeroStarAndInit を ComfyUI で動かした画面
CFGZeroStarAndInit を試したときの画面

SamplerSelfRefineVideo

動画向けの self-refine-video という方法を試したサンプラーです(実験的なノード)。作者の説明では、テスト用で、思ったとおりに動かないかもしれない、とされています。

試したこと:動画ではなく Illustrious XL v2.0 の画像で、標準の SamplerCustom につないで実行できることを確かめました。

KJNodes の SamplerSelfRefineVideo を ComfyUI で動かした画面
SamplerSelfRefineVideo を試したときの画面

ModelPreviewOverrideKJ

生成中のプレビューを、このノードの中に大きめに表示します(実験的なノード)。作者の説明では、標準のプレビューは 512px までですが、大きさを変えられます。

試したこと:モデルとVAEをつないで、生成中のプレビューがノードに出ることを確かめました。

KJNodes の ModelPreviewOverrideKJ を ComfyUI で動かした画面
ModelPreviewOverrideKJ を試したときの画面

GetPreviewOverrideFramesKJ

上のノードがとらえたプレビューのフレームを、生成のあとで取り出します。

試したこと:KSampler の結果とつなぐと、生成中にとらえたプレビューの画像が、ステップの数だけ(今回は20ステップで、約20枚)並んで出ました。preview_frames を 4 にしていましたが、取り出した枚数はステップ数に近いものでした。

KJNodes の GetPreviewOverrideFramesKJ を ComfyUI で動かした画面
GetPreviewOverrideFramesKJ を試したときの画面

プレビューを速く表示する

FastPreview

画像を速く表示するプレビューです(実験的なノード)。作者の説明では、データの送り方を変えて、ふつうより軽くしています。

試したこと:1枚の画像を最大 512px で表示しました。

KJNodes の FastPreview を ComfyUI で動かした画面
FastPreview を試したときの画面

FastPreviewBatch

バッチを、動画の形(H.264)にまとめて、格子状に表示します(実験的なノード)。

試したこと:4枚のバッチを表示しました。最初は max_thumb_size を 256 にして「512 より小さい」というエラーになりました。最小は 512 でした。

KJNodes の FastPreviewBatch を ComfyUI で動かした画面
FastPreviewBatch を試したときの画面

数値の並び(ウェイト)

MaskOrImageToWeight

マスクや画像のバッチの、1枚ずつの明るさの平均を、数値のリストにします。

試したこと:4フレームのグラデーションのマスクから、数値のリストと文字列が出ました。

KJNodes の MaskOrImageToWeight を ComfyUI で動かした画面
MaskOrImageToWeight を試したときの画面

WeightScheduleConvert

数値のリストを、別の形(リスト・pandas・tensor)や別のフレーム数に変えます。

試したこと:「0.0, 0.5, 1.0」を6フレームに引きのばしました。

KJNodes の WeightScheduleConvert を ComfyUI で動かした画面
WeightScheduleConvert を試したときの画面

WeightScheduleExtend

2つの数値のリストをつなげます。

試したこと:「0.1, 0.2」と「0.8, 0.9」をつなげ、4つのリストになりました。

KJNodes の WeightScheduleExtend を ComfyUI で動かした画面
WeightScheduleExtend を試したときの画面

SplineEditor

画面の上で曲線を描いて、数値の並びやマスクを作ります。作者の説明では、まだ作りかけの機能とされています。

試したこと:最初は点の情報が空のままで「Expecting value」のエラーになりました。点の情報(points_store と coordinates)を書き込むと、マスクと数値が出ました。ふだんは画面の上で点をドラッグして使うノードです。

KJNodes の SplineEditor を ComfyUI で動かした画面
SplineEditor を試したときの画面

座標

PointsEditor

画面の上で点や四角を置いて、座標やマスクを作ります(作りかけの機能)。

試したこと:SplineEditor と同じく、点の情報を書き込むと座標とマスクが出ました。

KJNodes の PointsEditor を ComfyUI で動かした画面
PointsEditor を試したときの画面

PlotCoordinates

座標の並びを、Matplotlib でグラフの画像にします。

試したこと:3つの座標を、線でつないだグラフの画像にしました。

KJNodes の PlotCoordinates を ComfyUI で動かした画面
PlotCoordinates を試したときの画面

InterpolateCoords

数値のカーブに合わせて、座標の間をおぎないます。

試したこと:3つの座標を、5つの数値のカーブでおぎないました。

KJNodes の InterpolateCoords を ComfyUI で動かした画面
InterpolateCoords を試したときの画面

InstanceDiffusion 用

CreateInstanceDiffusionTracking

InstanceDiffusion(ものごとに位置を決めて描かせる拡張)で使う、追いかける位置のデータを作ります。

試したこと:3つの座標と「a black cat」から、位置のデータとプロンプトの文字列が出ました。

KJNodes の CreateInstanceDiffusionTracking を ComfyUI で動かした画面
CreateInstanceDiffusionTracking を試したときの画面

AppendInstanceDiffusionTracking

2つの位置のデータをまとめます。

試したこと:猫と犬の2つのデータをまとめ、プロンプトもつながりました。

KJNodes の AppendInstanceDiffusionTracking を ComfyUI で動かした画面
AppendInstanceDiffusionTracking を試したときの画面

DrawInstanceDiffusionTracking

位置のデータを、画像の上に四角と文字で描きます。

試したこと:実行すると「module ‘matplotlib.cm’ has no attribute ‘get_cmap’」というエラーで止まりました。試験用の環境に入っている Matplotlib の新しい版では、この書き方が使えなくなっているためと考えられます(筆者の環境で起きたことで、直し方は試していません)。

KJNodes の DrawInstanceDiffusionTracking を ComfyUI で動かした画面
DrawInstanceDiffusionTracking を試したときの画面

止まった原因は、つなぎ方・空の入力・部品の版

EmptyLatentImageCustomPresets は、custom_dimensions.json を自分で用意しないと一覧が空。見本(custom_dimensions_example.json)をコピーすると使えました。

InsertLatentToIndexed は、source と destination のつなぎ方を逆にするとエラーになりました。SplineEditor・PointsEditor も、点の情報が空だとエラーになります。ふだんは画面の上で点を置いて使うノードです。

DrawInstanceDiffusionTracking は、試験用の環境の Matplotlib 3.11.2 で get_cmap のエラーになりました。

FastPreviewBatch の max_thumb_size は 512 より小さくできません。

よくある質問(FAQ)

Q. KJNodes で空の潜在画像の大きさを一覧から選ぶには?

EmptyLatentImagePresets を使うと、決まった大きさの一覧から選べます。自分で一覧を作りたいときは EmptyLatentImageCustomPresets を使い、KJNodes のフォルダに custom_dimensions.json を置きます(見本の custom_dimensions_example.json をコピーすると始めやすいです)。

Q. KJNodes でシグマを自分で決めるには?

CustomSigmas に、カンマで区切った数値を書きます(作者の説明に、NVIDIA の AYS の値の例があります)。VisualizeSigmasKJ をつなぐと、グラフで確かめられます。

Q. CFG を生成の途中だけ効かせるには?

ScheduledCFGGuidance を使います。start_percent と end_percent で区間を決め、標準の SamplerCustomAdvanced の guider につなぎます。

Q. DrawInstanceDiffusionTracking でエラーが出ます

筆者の試験用の環境(Matplotlib 3.11.2)では「module ‘matplotlib.cm’ has no attribute ‘get_cmap’」と出て動きませんでした。Matplotlib の新しい版で使えなくなった書き方を使っているためと考えられます。

Q. SplineEditor で「Expecting value」と出ます

点の情報が空のときに出ます。ふだんは、ノードの画面の上で点をドラッグして曲線を描いてから使います。

まとめ

  • KJNodes の「ラテント・ノイズ・サンプリング・座標」に関わるノードは 29 個
  • 空の潜在画像のプリセット、シグマの作成・変換、CFG の区間指定、プレビューの拡大など、生成の細かい調整に使うノードが中心
  • 28 個は実行して確かめた。1個は試験用の環境の Matplotlib 3.11.2 でエラーになった

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検証メモ

この記事の検証環境

Windows 11 / RTX 5090(VRAM 32GB)/ ComfyUI 0.43.0 ポータブル版(試験用)/ ComfyUI-KJNodes 1.5.2(ほかのカスタムノードは停止)/ 「ラテント・ノイズ・サンプリング・座標」のノード 29 個を1つずつ試した(動いた28個・エラー1個) / 2026年10月28日に検証
これまでの検証の一覧はこちら

試した環境(2026年10月27〜28日)

起動オプション --disable-all-custom-nodes --whitelist-custom-nodes comfyui-kjnodes で、KJNodes だけを読み込んで試しました
モデルを使うノードは Illustrious XL v2.0 で試しました

  • 「動いた」は、この環境で実行して結果が出たという意味です。ほかの版や設定での動きは確かめていません。
  • DrawInstanceDiffusionTracking のエラーの原因(Matplotlib の新しい版で使えなくなった書き方)は筆者の推定で、直し方は試していません。
  • 「いちばんダウンロードされている」は、公式の登録所の2026年10月27日のデータです。

参考にした資料

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

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