KJNodesの使い方⑦音声と非推奨ノード17個を全部解説・実機で検証【ComfyUI・2026年版】

KJNodes の CreateFadeMask を ComfyUI で動かした画面 ComfyUI

この記事について(広告・アフィリエイトリンクはありません。記事の末尾に自作データ集の案内があります)

KJNodes の「音声」「非推奨」17 個を試すと、動いたのは11個でした。ただし、そのうち7個は受け取ったモデルをそのまま返すだけで、高速化などの働きはありません。残る4個は AudioConcatenate・PlaySoundKJ・CreateFadeMask・WanVideoTeaCacheKJ です。

ComfyUI-KJNodes(KJNodes)は、ComfyUI の公式の登録所でいちばんダウンロードされているカスタムノードで、入れると 260 個のノードが増えます。この記事はシリーズの⑦回目で、最終回。ノードごとに、動かした(または置いた)ときの画面を載せました。

実行していないものは理由を書いています。環境と試し方は末尾の「検証メモ」へ。

この記事でわかること

・「音声」「非推奨」のノード 17 個の役割と結果。11 個は動いた。1 個は librosa がなくエラー。5 個は、別のカスタムノードが必要・マイクを使うため実行していない
・非推奨の torch.compile のノードは、エラーにはならないが、モデルをそのまま返すだけ
・KJNodes の入れ方は ComfyUI のカスタムノードの入れ方を見てください

KJNodes シリーズの一覧

全260ノードを、やりたいこと・ノード名から探すには KJNodes 完全ガイド(総合索引)へ。

回分類記事
①画像KJNodesの使い方①
②マスクKJNodesの使い方②
③テキスト・数値・その他・ループKJNodesの使い方③
④ラテント・ノイズ・サンプリング・座標KJNodesの使い方④
⑤モデル・LoRA・メモリ・高速化KJNodesの使い方⑤
⑥動画モデル用KJNodesの使い方⑥
⑦音声・非推奨この記事

ノード名は、画面に出る英語の名前(または中身の名前)で書いています。ノードライブラリで名前を入れると見つかります。スクリーンショットの「プレビュー任意」は、数値や文字を表示するための ComfyUI の標準のノードです。

音声

AudioConcatenate

2つの音声を、前後につなぎます。

試したこと:440Hz と 880Hz の1秒の音(ffmpeg で作った試験用の音)をつなぎ、標準の PreviewAudio で2秒の音声になったことを確かめました。

KJNodes の AudioConcatenate を ComfyUI で動かした画面
AudioConcatenate を試したときの画面

PlaySoundKJ

ブラウザで音声を鳴らします。毎回鳴らす・キューが空になったら鳴らす・音声が変わったら鳴らす、から選べます。使いどころは、生成が終わった合図。

試したこと:試験用の音をつないで、エラーなく実行できました。画面撮影用のブラウザは音を消して動かしたので、音が鳴ったかは確かめていません。

KJNodes の PlaySoundKJ を ComfyUI で動かした画面
PlaySoundKJ を試したときの画面

SoundReactive

ブラウザのマイクの音の大きさを、数値として出します。作者の説明では、自動でキューに入れ続けるリアルタイムの生成で使います。

試したこと:実行すると筆者の PC のマイクが使われるため、実行していません。

KJNodes の SoundReactive を ComfyUI に置いた画面
SoundReactive を置いた画面(実行していません)

AudioScheduler 用(今回は実行していません)

ImageTransformByNormalizedAmplitude

音の大きさに合わせて、画像を拡大したりずらしたりします。

試したこと:音の大きさのデータ(NORMALIZED_AMPLITUDE)は、別のカスタムノード(ComfyUI-AudioScheduler)でしか作れないため、実行していません。

KJNodes の ImageTransformByNormalizedAmplitude を ComfyUI に置いた画面
ImageTransformByNormalizedAmplitude を置いた画面(実行していません)

NormalizedAmplitudeToFloatList

音の大きさを、数値のリストにします。

試したこと:上と同じ理由で、実行していません。

KJNodes の NormalizedAmplitudeToFloatList を ComfyUI に置いた画面
NormalizedAmplitudeToFloatList を置いた画面(実行していません)

NormalizedAmplitudeToMask

音の大きさに合わせて、丸や四角のマスクを作ります。

試したこと:上と同じ理由で、実行していません。

KJNodes の NormalizedAmplitudeToMask を ComfyUI に置いた画面
NormalizedAmplitudeToMask を置いた画面(実行していません)

OffsetMaskByNormalizedAmplitude

音の大きさに合わせて、マスクをずらしたり回したりします。

試したこと:上と同じ理由で、実行していません。

KJNodes の OffsetMaskByNormalizedAmplitude を ComfyUI に置いた画面
OffsetMaskByNormalizedAmplitude を置いた画面(実行していません)

非推奨(deprecated)

CreateAudioMask

音声ファイルから、音に合わせて大きさが変わる円の画像を作ります。

試したこと:「Can not import librosa」のエラーになりました。librosa という部品が必要で、試験用の環境には入っていません。

KJNodes の CreateAudioMask を ComfyUI で動かした画面
CreateAudioMask を試したときの画面

CreateFadeMask

フレームごとに、だんだん明るさが変わるマスクを作ります。

試したこと:8フレーム・ease_in_out で作り、白から黒へ変わるマスクが出ました。

KJNodes の CreateFadeMask を ComfyUI で動かした画面
CreateFadeMask を試したときの画面

PatchModelPatcherOrder

LoRA と torch.compile を一緒に使うときの順番を変えるノードでした。作者の説明では、もう必要がなく、働きもしません。

試したこと:SDXL のモデルにかけてエラーなく画像を作れました。ソースでは、受け取ったモデルをそのまま返すだけの作りでした。

KJNodes の PatchModelPatcherOrder を ComfyUI で動かした画面
PatchModelPatcherOrder を試したときの画面

TorchCompileCosmosModel

Cosmos 用の torch.compile でした。古いワークフローを開けるように残してあるノードです。作者は、代わりに TorchCompileModelAdvanced(⑤で紹介)を使うよう案内しています。

試したこと:SDXL のモデルにつないでエラーなく画像を作れました。KJNodes 1.5.2 のソースでは、受け取ったモデルをそのまま返すだけの作りで、高速化はされません。

KJNodes の TorchCompileCosmosModel を ComfyUI で動かした画面
TorchCompileCosmosModel を試したときの画面

TorchCompileLTXModel

LTXV 用の torch.compile でした。古いワークフローを開けるように残してあるノードです。作者は、代わりに TorchCompileModelAdvanced(⑤で紹介)を使うよう案内しています。

試したこと:SDXL のモデルにつないでエラーなく画像を作れました。KJNodes 1.5.2 のソースでは、受け取ったモデルをそのまま返すだけの作りで、高速化はされません。

KJNodes の TorchCompileLTXModel を ComfyUI で動かした画面
TorchCompileLTXModel を試したときの画面

TorchCompileModelFluxAdvanced

Flux 用の torch.compile でした。古いワークフローを開けるように残してあるノードです。作者は、代わりに TorchCompileModelAdvanced(⑤で紹介)を使うよう案内しています。

試したこと:SDXL のモデルにつないでエラーなく画像を作れました。KJNodes 1.5.2 のソースでは、受け取ったモデルをそのまま返すだけの作りで、高速化はされません。

KJNodes の TorchCompileModelFluxAdvanced を ComfyUI で動かした画面
TorchCompileModelFluxAdvanced を試したときの画面

TorchCompileModelHyVideo

HunyuanVideo 用の torch.compile でした。古いワークフローを開けるように残してあるノードです。作者は、代わりに TorchCompileModelAdvanced(⑤で紹介)を使うよう案内しています。

試したこと:SDXL のモデルにつないでエラーなく画像を作れました。KJNodes 1.5.2 のソースでは、受け取ったモデルをそのまま返すだけの作りで、高速化はされません。

KJNodes の TorchCompileModelHyVideo を ComfyUI で動かした画面
TorchCompileModelHyVideo を試したときの画面

TorchCompileModelQwenImage

Qwen-Image 用の torch.compile でした。古いワークフローを開けるように残してあるノードです。作者は、代わりに TorchCompileModelAdvanced(⑤で紹介)を使うよう案内しています。

試したこと:SDXL のモデルにつないでエラーなく画像を作れました。KJNodes 1.5.2 のソースでは、受け取ったモデルをそのまま返すだけの作りで、高速化はされません。

KJNodes の TorchCompileModelQwenImage を ComfyUI で動かした画面
TorchCompileModelQwenImage を試したときの画面

TorchCompileModelWanVideo

Wan 用の torch.compile でした。古いワークフローを開けるように残してあるノードです。作者は、代わりに TorchCompileModelAdvanced(⑤で紹介)を使うよう案内しています。

試したこと:SDXL のモデルにつないでエラーなく画像を作れました。KJNodes 1.5.2 のソースでは、受け取ったモデルをそのまま返すだけの作りで、高速化はされません。

KJNodes の TorchCompileModelWanVideo を ComfyUI で動かした画面
TorchCompileModelWanVideo を試したときの画面

WanVideoTeaCacheKJ

TeaCache という方法で、Wan の生成を速くします。作者は、ComfyUI 標準の EasyCache など、新しいものを使うよう案内しています。

試したこと:Wan 2.2 TI2V 5B にかけて、640×352・17フレームの動画を作れました。速さは比べていません。

KJNodes の WanVideoTeaCacheKJ を ComfyUI で動かした画面
WanVideoTeaCacheKJ を試したときの画面

動いた11個のうち7個は、今は何もしない

非推奨の torch.compile のノード6つと PatchModelPatcherOrder は、今は何もしません。古いワークフローを開けるように残されたノードで、エラーにならないからといって、高速化されているわけではありません。

  • 音の大きさのデータ(NORMALIZED_AMPLITUDE)を使う4つは、ComfyUI-AudioScheduler がないと使えない
  • PlaySoundKJ は、作者の説明では mode を on_empty_queue にすると、キューが空になったときだけ鳴る
  • CreateAudioMask は librosa が必要だった

よくある質問(FAQ)

Q. ComfyUI で生成が終わったら音を鳴らすには?

KJNodes の PlaySoundKJ を使います。audio に音声をつなぐか、audio_path に音声ファイルの場所を書きます。mode を on_empty_queue にすると、キューが空になったときだけ鳴る設定です。筆者の試験はブラウザの音を消していたので、鳴るところまでは確かめていません。

Q. KJNodes で2つの音声をつなぐには?

AudioConcatenate を使います。direction で、audio1 を audio2 の後ろ(right)か前(left)につなげます。

Q. TorchCompileModelFluxAdvanced などの古いノードは使えますか?

エラーにはなりませんが、KJNodes 1.5.2 ではモデルをそのまま返すだけで、高速化はされません。作者は TorchCompileModelAdvanced を使うよう案内しています。

Q. NormalizedAmplitudeToMask などが使えません

音の大きさのデータは、別のカスタムノード(ComfyUI-AudioScheduler)で作ります。KJNodes だけでは使えません。

まとめ

  • AudioConcatenate・PlaySoundKJ・CreateFadeMask・WanVideoTeaCacheKJ などは KJNodes だけで動いた
  • 非推奨のノードの多くは、今は何もしないか、新しいノードに置きかわっている
  • これで KJNodes の 260 個のノードを、7回に分けて全部紹介した

【自社商品の案内】

この記事で検証したKJNodes全260ノードの結果を、検索できる表(Excel/CSV)と早見PDFにまとめたデータ集を、当サイトのショップで販売しています。記事7本を読み返さなくても、ノード名や「やりたいこと」から引けます。

価格:980円(税込)
BOOTH:KJNodes 全260ノード実測データ集|検索できる表+早見PDF
note:KJNodes 全260ノード実測データ集|検索できる表+早見PDF

※無料記事の内容はこれまでどおり全部読めます。データ集は「探す手間を省く」ためのものです。

検証メモ

  • 「動いた」の範囲:KJNodes と ComfyUI に最初から入っているノードの組み合わせで、ComfyUI が最後まで実行できたという意味です。PlaySoundKJ は mode を always にして試し、音が鳴ったかは確かめていません。WanVideoTeaCacheKJ の速さも比べていません。
  • 「SDXL のモデル」:ノードの説明にある「SDXL のモデル」は、試験で読み込んだ Illustrious XL v2.0(SDXL 系)のことです。
  • ダウンロード数:「いちばん」は、2026年10月27日に公式の登録所で確かめた順位です(4,696,142 ダウンロード)。

試した環境(2026年10月27〜28日)

Windows 11 / GeForce RTX 5090(VRAM 32GB)/ ComfyUI 0.43.0 ポータブル版(試験用のフォルダ)
ComfyUI-KJNodes 1.5.2(検証時の版。2026年10月30日時点の公開版は 1.5.3 で、1.5.3 では試していません)。起動オプション --disable-all-custom-nodes --whitelist-custom-nodes comfyui-kjnodes で、KJNodes だけを読み込んで試しました
音声は、ffmpeg で作った 440Hz と 880Hz の1秒の音で試しました。画面撮影用のブラウザは音を消して動かしました。Wan のノードは Wan 2.2 TI2V 5B で試しました

この記事の検証環境

Windows 11 / RTX 5090(VRAM 32GB)/ ComfyUI 0.43.0 ポータブル版(試験用)/ ComfyUI-KJNodes 1.5.2(ほかのカスタムノードは停止)/ 「音声・非推奨」のノード 17 個を1つずつ試した(動いた11個・エラー1個・実行していない5個) / 2026年10月28日に検証
これまでの検証の一覧はこちら

参考にした資料

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

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