Kensakuの使い方|ファイルの中身やスクリーンショットの文字までローカルで探す(日本語OCRも検証)

レビュー・比較

この記事について(広告・アフィリエイトリンクはありません)

Kensaku は無料(MIT)で、アカウントもクラウドも使いません。今回はポータブル版を、試験用のフォルダーだけに向けて試しました。

Kensaku は、ファイル名だけでなく、ファイルの中身やスクリーンショットの文字まで、PC の中だけで探せるランチャーです。日本語のエラー画面のスクリーンショットも、文字認識(OCR)で「VRAM 不足」「商用利用」などの言葉で見つかりました。

検索は1回 7〜90ミリ秒でした。一方で、言い換え(「メモリが足りない」で「VRAM 不足」を探すなど)はうまく当たりませんでした。所要時間は15分ほど、難しさは初心者向けです。

先に結論(今回のテスト条件で)

検索した言葉見つかったもの
VRAM 不足日本語のエラー画面のスクリーンショット(1位)と、文中に VRAM がある .py
shape is invalidエラーのスクリーンショット(1位)と、それを説明した .py
商用利用ライセンスの画面のスクリーンショット(日本語)
32の倍数その言葉がある .py
メモリが足りない(言い換え)見つからない
out of memory(英語で言い換え)見つからない

試験用のフォルダー(.py 3つ、PNG のスクリーンショット4枚)で、索引作りは数秒で終わりました。時間は kensaku-cli の表示(search_time_ms)とコマンド全体の時間です。

迷ったら

最初の設定で、探すフォルダーを必要なところだけにします。開き方は「Window」を選ぶと、Alt+Space の全体ショートカットを使いません。

Kensaku とは?

yjid/kensaku は、Rust で書かれたローカル検索のランチャーです(MIT)。2026年11月7日時点でスターは約1,200で、11月6日に 1.0.16 が出ています。

ファイル名、文書やコードの中身、画像の中の文字(OCR)、意味の近さ(埋め込み)で探せます。README では、使用データの送信もアカウントもなく、外への通信は更新の確認とモデルのダウンロードだけとされています。AI エージェントから使う MCP サーバーもあります。

導入と最初の設定

GitHub のリリースから、インストーラー(13.6MB)、MSI、ポータブル版(19.6MB)、コマンド版(kensaku-cli)を選べます。今回はポータブル版を使いました。設定と索引は、exe の隣の data フォルダーに入ります。

起動すると3つの手順があります。

  • 探すフォルダー:Documents や Downloads が候補に出ます。今回は試験用のフォルダーだけを入れました
  • 画像の文字の読み取り:PP-OCRv6(おすすめ、約6MB、入っていた)、Indra OCR(約27MB、80以上の言語)、Tesseract から選びます
  • 開き方:ふつうのウィンドウか、Alt+Space で開くランチャー
文字の読み取りのエンジンを選ぶ画面。PP-OCRv6 がすぐ使える
文字の読み取りのエンジンを選ぶ画面。PP-OCRv6 がすぐ使える

今回、開き方の選択がうまく反映されず、ランチャー(Alt+Space)になりました。Alt+Space は Windows のウィンドウのメニューにも使われるので、気になる人は設定で変えてください。

探してみる

「VRAM 不足」で探した結果。日本語のエラー画面のスクリーンショットが1位に出た
「VRAM 不足」で探した結果。日本語のエラー画面のスクリーンショットが1位に出た

「VRAM 不足」では、日本語で「エラー: CUDA のメモリが足りません(VRAM 不足)」と書いたスクリーンショットが1位に出ました。英語の「shape is invalid」も、エラーのスクリーンショットが1位でした。画像の中の日本語も、ちゃんと読めています。

一方で、言い換えの「メモリが足りない」「out of memory」では見つかりませんでした。意味の検索に使われていたのは potion-base-8M という小さな英語向けの埋め込みモデルで、日本語の言い換えまでは届かないようです。

コマンドと MCP

kensaku-cli search "VRAM 不足" --limit 3 --json
kensaku-cli state
kensaku-cli mcp

kensaku-cli は、アプリが作った索引をコマンドで検索します。ポータブル版の索引を使うには、kensaku-cli.exe をポータブル版の kensaku.exe と同じフォルダーに置きます。

kensaku-cli mcp は MCP サーバーとして動き、search、read_snippet、regex_search、find_symbol、index_state、health_check の道具を出しました。README では、読み取り専用で、資格情報のファイルは返さないとされています。Claude Code などへの登録(connect)は、設定を書き換えるため今回は行っていません。

よくある質問(FAQ)

Q. Kensaku とは?

ファイル名、中身、画像の中の文字まで、PC の中だけで探せる無料の検索ランチャーです。AI エージェント用の MCP サーバーもあります。

Q. スクリーンショットの日本語も探せる?

探せました。PP-OCRv6 で、日本語のエラー画面の「VRAM 不足」や「商用利用」が見つかりました。

Q. 言い換えでも見つかる?

今回は、日本語・英語とも言い換えでは見つかりませんでした。書かれている言葉で探すのが確実です。

まとめ

Kensaku は、スクリーンショットの中の文字まで一瞬で探せるのが強みでした。言い換えの検索はまだ弱いので、エラーの文などそのままの言葉で探す使い方に向いています。

探すフォルダーを絞って、エラーの文そのままで探す。

この記事の検証環境

Windows 11 / Kensaku 1.0.16(ポータブル版)/ kensaku-cli 1.0.16 / PP-OCRv6 / 2026年11月7日
これまでの検証の一覧はこちら

検証メモ

  • 素材:当サイトの記事を作ったスクリプト(.py)3つと、記事の画像から作った PNG 4枚(英語と日本語のエラー画面、日本語のライセンス画面)。
  • 操作:アプリの画面を、WebView2 のリモートデバッグで操作しました。検索の結果は kensaku-cli の JSON 出力で確かめました。
  • 試していないこと:大きなフォルダー(数万ファイル)での索引の時間、PDF・Office 文書、Indra OCR、MCP を Claude Code に登録しての利用、Doctor(自己修復)の機能。

参考リンク

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

KOBO Lab の新しい記事を受け取る
レビュー・比較
KOBO Lab の新しい記事を受け取る
タイトルとURLをコピーしました