MOSS-Image-IDM-2-Stepsの使い方|2ステップ・CFGなしで1枚約1.25秒、50ステップと比較

ComfyUI

この記事について(広告・アフィリエイトリンクはありません)

アダプターもノードもモデルも、すべて無料で入手できます。試した環境の一覧は検証の記録にあります。

MOSS-Image-IDM-2-Steps は、MOSS-Image を2回の計算・CFG なしで動かす LoRA(アダプター)です。RTX 5090 で、1024×1024 の画像が1枚約1.25秒でできました。ふつうの50ステップ(CFG 3)は約30秒なので、約24倍の速さです。

写真もアニメ調も、2ステップとは思えない仕上がりでした。ただし看板の文字は、「KOBO LAB」の LAB が縦に回ってしまうなど、配置が崩れることがありました。所要時間は20分ほど(アダプター 1.2GB のダウンロードを除く)、難しさは中級です。

先に結論(今回のテスト条件で)

方法1枚の時間(1024×1024)見た目
IDM 2ステップ(CFG なし)約1.25秒写真・アニメ調とも整っている。看板の文字の配置が崩れることがある
ふつうの MOSS-Image SFT(50ステップ、CFG 3)約30秒文字の配置も正しい

MOSS-Image SFT bf16、テキストエンコーダー qwen3.5_9b int8、シード42、プロンプト3つ。時間はモデルを読み込んだあとの回です(最初の1枚は読み込み込みで203秒)。ふつうの50ステップは KSampler(euler、simple)で組んだもので、作者の教師モデルの設定と同じとは限りません。

迷ったら

当たりを探すのは IDM 2ステップ、文字を正確に入れたい1枚は50ステップ、と使い分けます。LoRA は ComfyUI 標準の LoraLoaderModelOnly ではなく、rapid-moss のノードで読み込みます。

MOSS-Image-IDM-2-Steps とは?

akhaliq/MOSS-Image-IDM-2-Steps は、MOSS-Image の SFT 版(50ステップ・CFG 3、つまり100回の計算)を、IDM という方法で2回の計算にまとめた LoRA です(Apache-2.0)。8ステップ、4ステップの先行例に続く、2ステップ版です。

作者は、文字から画像にはv1(runs/idm/export/000750)を勧めています。編集用に続けて学習したv2は、文字から画像の質が下がったと明記されています。髪の色や表情などの編集は2ステップでもできるが、スケッチから写真のような構造の変換はできない、とも書かれています。

導入

ComfyUI では、darask0 の4ステップ版のリポジトリに入っている「rapid-moss」のノードを使います。LoRA をモデルに混ぜずに fp32 のまま当てるためで、標準の LoRA ローダーで混ぜると効き方が弱くなる、と作者は説明しています。

  • custom_nodes/rapid-moss:darask0/MOSS-Image_4-step_adapter_lora の comfyui/rapid-moss フォルダー(__init__.py、nodes.py、例のワークフロー)
  • models/rapid_moss/akhaliq-idm-2step:runs/idm/export/000750 の lora.safetensors(1.2GB)、time_embedding.safetensors、dataspace.safetensors
  • models/diffusion_models:moss_image_sft_bf16.safetensors(作者は bf16 を指定、量子化版は未検証)
  • テキストエンコーダー(qwen3.5_9b)と flux2-vae は、ふつうの MOSS-Image と同じ

ワークフローは rapid-moss の例「rapid-moss-4step-native」を開き、MOSS-Image Few-Step Adapter のノードで adapter を akhaliq-idm-2step、steps を 2 にします。2ステップ用のシグマの並びは dataspace.safetensors から自動で読まれます。追加のパッケージは要りませんでした。

2ステップと50ステップを比べる

左が IDM 2ステップ(約1.25秒)、右がふつうの50ステップ(約30秒)。上からラーメン、雨のバス停の少女、カフェの看板
左が IDM 2ステップ(約1.25秒)、右がふつうの50ステップ(約30秒)。上からラーメン、雨のバス停の少女、カフェの看板

ラーメンとアニメ調の少女は、2ステップでも湯気や雨の反射、髪の細かさまで描けていて、50ステップと比べても見劣りしません。構図や色は変わりますが、どちらが上とは言いにくい出来でした。

一方、看板に「KOBO LAB」と書かせると、2ステップでは KOBO は正しく大きく出たものの、LAB が横倒しの縦書きになりました。50ステップでは1行にきれいに並びました。文字の配置のように細かい指示は、ステップ数を減らすと崩れやすいようです。

商用で使える?

IDM の LoRA と rapid-moss のノードは Apache-2.0 です。もとの MOSS-Image の扱いは、MOSS-Image の記事を見てください。

よくある質問(FAQ)

Q. MOSS-Image-IDM-2-Steps とは?

MOSS-Image を2回の計算・CFG なしで動かす LoRA です。ComfyUI では rapid-moss のノードで読み込みます。

Q. どれくらい速い?

RTX 5090 で 1024×1024 が約1.25秒でした。ふつうの50ステップ(CFG 3)は約30秒でした。

Q. 画質は落ちる?

写真やアニメ調は2ステップでも整っていました。看板の文字の配置は崩れることがありました。

まとめ

MOSS-Image-IDM-2-Steps は、1秒ちょっとで実用的な画像が出る、とても速いアダプターでした。文字の入った1枚だけは、50ステップで仕上げるのが安全です。

rapid-moss で akhaliq-idm-2step・2ステップ。文字が大事な絵は50ステップで。

この記事の検証環境

RTX 5090(32GB)/ Windows 11 / ComfyUI 0.44.0 / rapid-moss(darask0/MOSS-Image_4-step_adapter_lora の comfyui フォルダー、2026年11月7日取得)/ MOSS-Image-IDM-2-Steps v1(runs/idm/export/000750)/ moss_image_sft_bf16 / 2026年11月7日
これまでの検証の一覧はこちら

検証メモ

  • 時間:ComfyUI の execution_start から execution_success まで。3つのプロンプトとも同じくらいでした(2ステップ 1.24〜1.29秒、50ステップ 29.0〜30.0秒)。
  • 試していないこと:v2(編集用)、属性の編集、darask0 の4ステップ版との比較、int8 のベース、日本語の文字。

参考リンク

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

KOBO Lab の新しい記事を受け取る
ComfyUILoRA・モデル
KOBO Lab の新しい記事を受け取る
タイトルとURLをコピーしました