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使ったソフトとモデルは、すべて無料で入手できます。試した環境の一覧は検証の記録にあります。
H3 Character Sheet Designer は、全身の画像1枚から、顔・正面・横・後ろ姿などを並べたキャラクターシートを MiniMax H3 で作る ComfyUI のノードです。 RTX 5090 では、5面のシートが約37秒、7面が43秒、13面が70秒でした(モデルを読み込んだあと)。
6枚作った5面のシートは、どれも配置どおりに並び、眼鏡や髪型、コートとマフラーは保たれました。一方で、靴は面やシードによって変わりました。所要時間は1時間ほど(モデルのダウンロードを除く)、難しさは中級です。
先に結論(今回のテスト条件で)
| シート | 時間 | 大きさ | 結果 |
|---|---|---|---|
| 5面(顔2・全身3) | 約37秒(1回目は読み込み込みで254秒) | 3168×1280 | 6枚とも配置どおり。顔と服は一致 |
| 7面(5面+手・足) | 43秒 | 3232×1280 | 手と足の拡大が足された |
| 13面(顔6・全身3・服2・手・足) | 70秒 | 4832×1280 | 服の面が、元の半袖ではなく長袖になった |
| 5面+レイアウト画像オン | 92秒 | 3168×1280 | 後ろ姿の欄に、灰色のマネキンが残った |
MiniMax H3 Ref2VA(int8)、20ステップ、LoRA なし、RTX 5090。時間は ComfyUI の実行開始から完了までです。GPU のメモリは、どの条件でもほぼいっぱい(約31GB)まで使われました。
H3 Character Sheet Designer とは?
ukr8b3g-cmyk/H3-Character-Sheet-Designer は、MiniMax H3 の参照から作る機能(Ref2VA)を使って、1人のキャラクターの設定画をまとめて作るノードです。2026年11月7日時点で GitHub のスターは約400、今回は 1.3.0(abdd8c5、11月1日)を使いました。
ノードの中で、並べる面(face_front、body_back など)を選び、その配置図と指示文(プロンプト)を自動で作ります。H3 はそれを1枚の画像として生成します。面を選ぶ画面には、5面・7面・13面のプリセットがあります。

導入
cd ComfyUI\custom_nodes
git clone https://github.com/ukr8b3g-cmyk/H3-Character-Sheet-Designer
追加の pip は要りません。MiniMax H3 のネイティブ対応(ComfyUI v0.35.0 以降)が必要です。今回は ComfyUI 0.43.2 で試しました。
モデルは、H3 の Ref2VA(今回は minimax_h3_ref2va_pruned_int8_convrot.safetensors、19.5GB)と、文字の読み取り用の Qwen3-VL(qwen3vl_32b_minimax_h3_nvfp4_awq、14.6GB)を使いました。入手先はH3 の導入編で説明しています。
付属のテンプレートは、Civitai で配られている別のモデル(DaSiWa)を前提にしています。今回は試していません。作者の API 例(Reference V11)をもとに、ネイティブの Ref2VA に差し替えて動かしました。
- H3 Character Sheet Designer のワークフロー(JSON)ネイティブの H3 Ref2VA int8 で、v1.3 のノードを使う設定です。LoRA は使っていません
5面のシート:顔と服はそろう、靴は揺れる
実写風の女性(SDXL で作った全身画像)と、アニメ風のコートの人物の2人で、シードを3つずつ変えて作りました。


6枚とも、顔の正面・横、全身の正面・横・後ろの5つが配置どおりに並びました。眼鏡とボブの髪、コートやマフラーの色と形も、面ごとにそろっています。
ずれたのは靴です。実写風の女性は、元の画像では靴が小さく写っていて、5面では裸足、7面と13面ではヒールになりました。アニメ風の人物は、シードによってブーツになったりローファーになったりしました。元の画像で足元がはっきりしないと、H3 が補って描くようです。
7面と13面
7面は、5面に手と足の拡大を足したものです。作る時間は6秒ほどしか増えませんでした。

13面は、顔を6方向、服の前と後ろも足したものです。横に長い 4832×1280 になり、70秒かかりました。

服だけを描く欄では、元の半袖の T シャツが長袖の上着になりました。作者も、面を増やすと服の取り違えが起きやすいと注意しています。13面を使うときは、服の欄を確かめてから使うのがよさそうです。
レイアウト画像はオフのままに
ノードには、配置の図(マネキンの絵)を H3 に参照として渡す use_layout_image があります。オンにすると、時間が約2.5倍(92秒)になり、後ろ姿の欄に灰色のマネキンがそのまま残りました。

全身のポーズも、腕を少し開いた A ポーズに変わりました。作者の説明にも、レイアウト画像のガイドが絵に残ることがあると書かれています。今回の条件では、オフのほうが結果がよくなりました。
商用で使える?
ノードのコードと説明は MIT ライセンスです。ただし、NOTICE.md によると、マネキンの画像(mannequin-atlas.png)や README の画像などは MIT の対象外です。作った画像の扱いは、MiniMax H3 本体の規約(H3 Community License)に従います。
元の画像に既存のキャラクターを使う場合は、その権利にも気をつけてください。H3 の規約は導入編で説明しています。
RTX 5090 以外の人へ
Ref2VA の int8 モデルだけで19.5GB あり、今回は Dynamic VRAM で GPU のメモリをほぼすべて(約31GB)使いました。VRAM が少ない PC では、モデルの一部をメインメモリに置くことになり、時間はかなり延びるはずです(今回は測っていません)。
シートは 1280 の高さで作られます。面を減らすと横幅が小さくなり、計算も軽くなります。
よくある質問(FAQ)
Q. H3 Character Sheet Designer とは?
全身の画像1枚から、顔・正面・横・後ろ姿などを並べたキャラクターシートを MiniMax H3 で作る ComfyUI のノードです。5面・7面・13面のプリセットがあります。
Q. キャラクターシートを作るのにかかる時間は?
RTX 5090 では、モデルを読み込んだあと、5面が約37秒、7面が43秒、13面が70秒でした。
Q. レイアウト画像(use_layout_image)はオンにするべき?
今回はオフのほうがよい結果でした。オンにすると時間が約2.5倍になり、後ろ姿の欄に灰色のマネキンが残りました。
Q. 靴や服が元の画像と変わるのは?
元の画像で足元が小さいと、H3 が補って描くため、面やシードで靴が変わりました。13面では、服の欄が長袖に変わりました。
まとめ
H3 Character Sheet Designer は、1枚の画像から顔と服のそろった設定画を、1分ほどで作れます。足元と服の細かいところは、元の画像の写り方とプリセットで結果が変わりました。
足元まではっきり写った全身の画像で、5面・レイアウト画像オフから。
検証メモ
- 設定:作者の API 例(Reference V11 flat)をもとに、ノードを v1.3(H3CharacterSheetDesignerReferenceV13)に、モデルをネイティブの Ref2VA int8 に替えました。20ステップ、euler、simple。LoRA なし。
- 元の画像:SDXL で作った実写風の女性の全身画像と、当サイトの記事で作ったアニメ風の人物の画像です。
- シード:5面は2人×3シード、7面・13面・レイアウトオンはシード1つです。
- 時間:5面の1回目(254秒)はモデルの読み込みを含みます。ほかはモデルが読み込まれた状態です。
- 試していないこと:付属のテンプレートの DaSiWa モデル、LoRA との組み合わせ、手や服の細かい設定(hand_state、clothing_mode)を変えた比較、VRAM の少ない PC。

