rgthree-comfyの使い方【2026年版】全37ノードを実機で検証

ComfyUI

この記事について(広告・アフィリエイトリンクはありません)

rgthree-comfy は、ComfyUI のワークフローを「扱いやすくする」ためのカスタムノード集です。画像を作る力そのものより、LoRA をまとめて切り替える、使わない部分を一度に止める、2枚の画像を見比べる、といった操作を楽にするノードが中心です。ComfyUI の公式の登録所では、約427万回ダウンロードされています(2026年10月28日時点)。

この記事では、rgthree-comfy が入れる 37 個のノードをすべて、筆者の PC で1つずつワークフローに組んで実行し、その画面を載せます。ほかのカスタムノードは止めて試しました。実行の記録の読み方は末尾の「検証メモ」に書いています。

先に結論:迷ったらこの3つ

・Power Lora Loader:LoRA を1つのノードで何個でも読み込み、行ごとにオン・オフできる
・Fast Groups Muter / Bypasser:グループごとに「止める・飛ばす」をスイッチで切り替えられる
・Image Comparer:2枚の画像をスライダーで重ねて見比べられる
・37個のうち、Power Primitive の type を INT にしたときだけ、値が先に渡らなかった(数字なら Power Puter で代わりになった)

試した環境(2026年10月28日)

Windows 11 / GeForce RTX 5090(VRAM 32GB)/ ComfyUI 0.43.0 ポータブル版(試験用のフォルダ)
rgthree-comfy 1.0.2610050029(試した2026年10月28日に、公式の登録所が最新として表示していた版。同じ日に 1.0.2610272322 が登録され、審査中の表示)。起動オプション --disable-all-custom-nodes --whitelist-custom-nodes rgthree-comfy で、rgthree-comfy だけを読み込みました
モデル:Illustrious XL v2.0(1024×1024・24ステップ・CFG 5.5)と Anima-Base+公式の Turbo LoRA(10ステップ・CFG 1)

  1. rgthree-comfy の入れ方
  2. おすすめ1:Power Lora Loader
  3. おすすめ2:Fast Groups Muter / Bypasser
  4. おすすめ3:Image Comparer
  5. ほかに便利だったもの
  6. 全37ノードを試した結果
    1. LoRA を読み込む
      1. Power Lora Loader (rgthree)
      2. Lora Loader Stack (rgthree)
    2. プロンプトと生成の設定
      1. Seed (rgthree)
      2. KSampler Config (rgthree)
      3. Power Prompt (rgthree)
      4. Power Prompt – Simple (rgthree)
      5. SDXL Power Prompt – Positive (rgthree)
      6. SDXL Power Prompt – Simple / Negative (rgthree)
      7. SDXL Empty Latent Image (rgthree)
    3. まとめて受け渡す(Context)
      1. Context (rgthree)
      2. Context Big (rgthree)
      3. Context Switch (rgthree)
      4. Context Switch Big (rgthree)
      5. Context Merge (rgthree)
      6. Context Merge Big (rgthree)
    4. 切り替え・数値・計算
      1. Any Switch (rgthree)
      2. Power Primitive (rgthree)
      3. Power Puter (rgthree)
      4. Display Int (rgthree)
      5. Display Any (rgthree)
    5. 画像の大きさと切り抜き
      1. Image Comparer (rgthree)
      2. Image Inset Crop (rgthree)
      3. Image Resize (rgthree)
      4. Image or Latent Size (rgthree)
    6. ミュート・バイパスをまとめて操作する
      1. Fast Groups Muter (rgthree)
      2. Fast Groups Bypasser (rgthree)
      3. Fast Muter (rgthree)
      4. Fast Bypasser (rgthree)
      5. Mute / Bypass Repeater (rgthree)
      6. Mute / Bypass Relay (rgthree)
      7. Random Unmuter (rgthree)
      8. Node Collector (rgthree)
      9. Node Combiner (rgthree)
      10. Fast Actions Button (rgthree)
    7. 見た目を整える
      1. Reroute (rgthree)
      2. Label (rgthree)
      3. Bookmark (rgthree)
  7. うまく動かないとき
  8. RTX 5090 以外の人へ
  9. よくある質問(FAQ)
    1. Q. rgthree-comfy はどんなノード集ですか
    2. Q. Power Lora Loader で LoRA を複数使うには
    3. Q. Fast Groups Muter と Fast Groups Bypasser の違いは
    4. Q. Power Primitive で数字が渡りません
    5. Q. rgthree-comfy は無料で使えますか
  10. まとめ
  11. 検証メモ
    1. 参考にした資料

rgthree-comfy の入れ方

ComfyUI Manager で「rgthree」と検索して入れ、ComfyUI を起動し直します。入れ方の流れは ComfyUI のカスタムノードの入れ方と同じです。ライセンスは MIT です。

入れると、ノードを探す画面で「rgthree」と打てば、名前の最後に「(rgthree)」が付いたノードが出てきます。37個のうち 24個は生成の処理にかかわるノードで、残りの13個は画面の操作だけで動くノード(ミュートの切り替えやしおりなど)です。作者の説明は GitHub の README にあります。多くのノードは、右クリックの「🛟 Node Help」でも説明を読めます。

おすすめ1:Power Lora Loader

rgthree-comfy の Power Lora Loader で Anima に LoRA を読み込んだワークフロー
Power Lora Loader で Anima-Base に Turbo LoRA を入れたところ

標準の「LoRA を読み込む」は1つのノードで LoRA を1つしか読めず、何個も使うとノードが縦に並びます。Power Lora Loader なら、「➕ Add Lora」を押すたびに行が増え、行ごとのスイッチで LoRA のオン・オフを切り替えられます。LoRA の使い方そのものは ComfyUI で LoRA を使う方法を見てください。

Power Lora Loader で LoRA をオンにしたときとオフにしたときの比較
Anima-Base・10ステップ・CFG 1・シード11。オフにすると、この少ないステップではぼやけた絵になった

おすすめ2:Fast Groups Muter / Bypasser

rgthree-comfy の Fast Groups Muter でグループごとにミュートを切り替える画面
「縮小プレビュー」のグループをオフにしたところ(グループの中のノードが暗くなる)

ノードをグループ(色の付いた枠)で囲んでおくと、Fast Groups Muter がグループの一覧を自動で作り、グループごとのスイッチを出します。「今回は高画質化の部分を止めたい」といったときに、ノードを1つずつ選ばずに済みます。

  • Muter(ミュート):グループの中のノードを止める。止めたノードの先は動かない
  • Bypasser(バイパス):グループの中のノードを飛ばし、入ってきたものをそのまま次へ渡す。画像の加工だけを外したいときに向く

おすすめ3:Image Comparer

rgthree-comfy の Image Comparer で2枚の画像をスライダーで比べる画面
左が CFG 5.5、右が CFG 2.5(同じシード)。マウスを置いた位置が境目になる

設定を変えた2枚を、ノードの中で重ねて見比べられます。マウスを左右に動かすと境目が動くので、細かい違いがわかりやすくなります。この KOBO Lab の比較画像を作るときにも便利な使い方です。

ほかに便利だったもの

Context と Context Switchは、モデルやプロンプトなどの線を1本にまとめて運び、ミュートした側を飛ばして切り替えます。Any Switch は、それを1本の線で行う小さい版です。どちらも、上の Fast Groups Muter と組み合わせると「スイッチ1つで設定を切り替える」形が作れます。

rgthree-comfy の Context Switch でミュートしていない側が選ばれた画面
カフェの Context(上)をミュートすると、森の Context が選ばれた

Bookmark は大きなワークフローで便利です。置いた場所へキー1つで飛べます。

Bookmark のキーを押す前の画面
画面を小さく引いた状態
Bookmark のキーを押したあとの画面
「1」を押すと、しおりの場所(左上)へ移動した

全37ノードを試した結果

分類は筆者が使いみちで分けたものです。画像は、そのノードを試したときの画面を切り出したものです。

LoRA を読み込む

Power Lora Loader (rgthree)

1つのノードで LoRA をいくつでも読み込めます。「➕ Add Lora」で行を足し、行ごとにオン・オフと強さを変えられます。

試したこと:Anima-Base に公式の Turbo LoRA を1つ入れ、10ステップ・CFG 1 で作りました。行のスイッチをオフにすると LoRA が外れ、同じ設定ではぼやけた絵になりました(上の比較)。

rgthree-comfy の Power Lora Loader (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Power Lora Loader (rgthree) を試したときの画面

Lora Loader Stack (rgthree)

LoRA を4つまで並べて読み込む古いノードです。作者は「非推奨。Power Lora Loader を使って」としています。

試したこと:lora_01 に Anima の Turbo LoRA を選び、画像を作れました。

rgthree-comfy の Lora Loader Stack (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Lora Loader Stack (rgthree) を試したときの画面

プロンプトと生成の設定

Seed (rgthree)

シード(乱数の種)を決めるノードです。-1 にすると毎回ランダムになり、ボタンで「新しい固定の値」や「前回使った値」に切り替えられます。

試したこと:11 を入れて K サンプラーのシードにつなぎ、画像を作れました。

rgthree-comfy の Seed (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Seed (rgthree) を試したときの画面

KSampler Config (rgthree)

ステップ数・CFG・サンプラー・スケジューラーを1か所にまとめるノードです。

試したこと:24ステップ・CFG 5.5・euler_ancestral・normal にして K サンプラーの4か所につなぎ、画像を作れました。

rgthree-comfy の KSampler Config (rgthree) を ComfyUI で試した画面
KSampler Config (rgthree) を試したときの画面

Power Prompt (rgthree)

プロンプトを書く欄に、LoRA や埋め込みを選んで差し込む一覧が付いたノードです。CLIP をつなぐと、そのまま条件付けを出します。

試したこと:Illustrious の CLIP とモデルをつなぎ、ポジティブのプロンプトとして画像を作れました。

rgthree-comfy の Power Prompt (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Power Prompt (rgthree) を試したときの画面

Power Prompt – Simple (rgthree)

Power Prompt から LoRA の機能を外したものです。ネガティブ用に向いています。

試したこと:ネガティブのプロンプトとして使い、画像を作れました。

rgthree-comfy の Power Prompt - Simple (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Power Prompt – Simple (rgthree) を試したときの画面

SDXL Power Prompt – Positive (rgthree)

SDXL 用の Power Prompt です。文字を読む部品が2つある SDXL に合わせて、プロンプトの欄が2つ(G と L)あります。

試したこと:Illustrious XL(SDXL 系)で、2つの欄に同じプロンプトを入れて画像を作れました。

rgthree-comfy の SDXL Power Prompt - Positive (rgthree) を ComfyUI で試した画面
SDXL Power Prompt – Positive (rgthree) を試したときの画面

SDXL Power Prompt – Simple / Negative (rgthree)

SDXL 用の Simple 版で、ネガティブ用です。

試したこと:Illustrious XL のネガティブとして使い、画像を作れました。

rgthree-comfy の SDXL Power Prompt - Simple / Negative (rgthree) を ComfyUI で試した画面
SDXL Power Prompt – Simple / Negative (rgthree) を試したときの画面

SDXL Empty Latent Image (rgthree)

SDXL 向けの縦横の大きさを一覧から選べる「空の潜在画像」です。

試したこと:「1216 x 832 (landscape)」を選び、横長の画像を作れました。

rgthree-comfy の SDXL Empty Latent Image (rgthree) を ComfyUI で試した画面
SDXL Empty Latent Image (rgthree) を試したときの画面

まとめて受け渡す(Context)

Context (rgthree)

モデル・CLIP・VAE・プロンプト・潜在画像・シードを1本の線にまとめて運ぶノードです。線が多いワークフローを整理できます。

試したこと:Illustrious の部品を全部つなぎ、出口から K サンプラーと VAE デコードへ渡して画像を作れました。

rgthree-comfy の Context (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Context (rgthree) を試したときの画面

Context Big (rgthree)

Context に、ステップ数・CFG・サンプラーなども足した大きい版です。

試したこと:Seed (rgthree) のシードも入れて運び、画像を作れました。

rgthree-comfy の Context Big (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Context Big (rgthree) を試したときの画面

Context Switch (rgthree)

いくつかの Context のうち、空でない最初の1つを選んで先へ流します。片方をミュートして切り替える使い方です。

試したこと:カフェのプロンプトの Context をミュートし、森のプロンプトの Context が選ばれて森の画像になりました。

rgthree-comfy の Context Switch (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Context Switch (rgthree) を試したときの画面

Context Switch Big (rgthree)

Context Switch の大きい版です。

試したこと:Context Big を2つつなぎ、同じように森の画像に切り替わりました。

rgthree-comfy の Context Switch Big (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Context Switch Big (rgthree) を試したときの画面

Context Merge (rgthree)

いくつかの Context を1つに合わせます。あとからつないだ Context の中身で上書きされます。

試したこと:カフェの Context に、ポジティブだけ森にした Context を重ねると、森の画像になりました。

rgthree-comfy の Context Merge (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Context Merge (rgthree) を試したときの画面

Context Merge Big (rgthree)

Context Merge の大きい版です。

試したこと:同じ組み方で、森の画像になりました。

rgthree-comfy の Context Merge Big (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Context Merge Big (rgthree) を試したときの画面

切り替え・数値・計算

Any Switch (rgthree)

いくつかの入力のうち、空でない最初の1つを先へ流します。種類は問いません。

試したこと:カフェと森の2つのプロンプトをつなぎ、カフェをミュートすると森の画像になりました。

rgthree-comfy の Any Switch (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Any Switch (rgthree) を試したときの画面

Power Primitive (rgthree)

文字・整数・小数・オンオフの値を出すノードです。「type」で種類を選びます。

試したこと:STRING のまま森のプロンプトを書いてつなぐと、森の画像になりました。一方、type を INT に切り替えると、値の欄の名前が「value#1」に変わり、つないだ K サンプラーに数字が渡らず、灰色の画像になりました(画面のボタンを実際にクリックして切り替えても同じでした)。

rgthree-comfy の Power Primitive (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Power Primitive (rgthree) を試したときの画面
Power Primitive の type を INT に切り替えたときの画面
「type」の右の矢印をクリックして INT にしたところ。値の欄の名前が「value#1」になった

Power Puter (rgthree)

書いた式やコードを計算して、整数・小数・文字・オンオフとして出します。a、b… の入力を式に使えます。

試したこと:コード欄に「12 * 2」と書いて出力を INT にし、K サンプラーのステップ数につなぐと、24 ステップで画像ができ、Display Any にも「24」と出ました。数字を出したいときは、Power Primitive の代わりにこちらを使うと動きました。

rgthree-comfy の Power Puter (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Power Puter (rgthree) を試したときの画面

Display Int (rgthree)

整数を、実行したあとにノードの中へ表示します。

試したこと:Seed (rgthree) の値をつなぎ、「11」と表示されました。

rgthree-comfy の Display Int (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Display Int (rgthree) を試したときの画面

Display Any (rgthree)

文字や数値など、たいていのものを実行後に表示します。

試したこと:Power Prompt – Simple が出したプロンプトの文字をつなぎ、そのまま表示されました。

rgthree-comfy の Display Any (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Display Any (rgthree) を試したときの画面

画像の大きさと切り抜き

Image Comparer (rgthree)

2枚の画像を重ねて、マウスを左右に動かすと境目が動くスライダーで見比べるノードです。

試したこと:同じシードで CFG 5.5 と 2.5 の2枚を作ってつなぎ、ノードの上にマウスを置くと境目で2枚が切り替わって見えました。

rgthree-comfy の Image Comparer (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Image Comparer (rgthree) を試したときの画面

Image Inset Crop (rgthree)

画像のまわりを、ピクセル数か割合で切り落とします。

試したこと:上下左右を25%ずつ切り落とし、真ん中だけの画像になりました。

rgthree-comfy の Image Inset Crop (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Image Inset Crop (rgthree) を試したときの画面

Image Resize (rgthree)

画像の大きさを変えます。縦横比が違うときは、切り抜く・余白を足す・中に収めるから選べます。

試したこと:768×432・切り抜く・lanczos にして、横長に縮んだ画像と、幅「768」が出ました。

rgthree-comfy の Image Resize (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Image Resize (rgthree) を試したときの画面

Image or Latent Size (rgthree)

画像か潜在画像の幅と高さを数字で出します。

試したこと:空の潜在画像(1024×1024)をつなぎ、「1024」と「1024」が出ました。

rgthree-comfy の Image or Latent Size (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Image or Latent Size (rgthree) を試したときの画面

ミュート・バイパスをまとめて操作する

Fast Groups Muter (rgthree)

ワークフローの中のグループ(枠)を自動で一覧にして、グループごとにミュート(止める)を切り替えるスイッチを出します。線をつなぐ必要はありません。

試したこと:「保存(1024)」と「縮小プレビュー」の2つのグループを作ると、両方のスイッチが出ました。縮小プレビューをオフにして実行すると、保存だけが動きました。

rgthree-comfy の Fast Groups Muter (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Fast Groups Muter (rgthree) を試したときの画面

Fast Groups Bypasser (rgthree)

Fast Groups Muter のバイパス版です。バイパスは、そのノードを飛ばして、入ってきたものをそのまま次へ渡します。

試したこと:「切り抜き」のグループをバイパスにすると、切り抜かれていない画像がプレビューに出ました。

rgthree-comfy の Fast Groups Bypasser (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Fast Groups Bypasser (rgthree) を試したときの画面

Fast Muter (rgthree)

つないだノードのミュートを、まとめて切り替えるスイッチの板です。

試したこと:カフェと森のプロンプトをつなぎ、カフェをミュートすると、Any Switch が森を選びました。

rgthree-comfy の Fast Muter (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Fast Muter (rgthree) を試したときの画面

Fast Bypasser (rgthree)

Fast Muter のバイパス版です。

試したこと:Image Inset Crop をつないでバイパスにすると、切り抜かれていない画像が出ました。

rgthree-comfy の Fast Bypasser (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Fast Bypasser (rgthree) を試したときの画面

Mute / Bypass Repeater (rgthree)

自分のモード(動く・ミュート・バイパス)を、つないだノードに同じように伝えます。

試したこと:カフェのプロンプトをつなぎ、Repeater をミュートにすると、カフェのプロンプトもミュートになりました。

rgthree-comfy の Mute / Bypass Repeater (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Mute / Bypass Repeater (rgthree) を試したときの画面

Mute / Bypass Relay (rgthree)

入力につないだノードのモードを見て、それを Repeater へ中継します。

試したこと:使っていない「空の潜在画像」を Relay につなぎ、その潜在画像をミュートすると、Repeater を通してカフェのプロンプトもミュートになりました。

rgthree-comfy の Mute / Bypass Relay (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Mute / Bypass Relay (rgthree) を試したときの画面

Random Unmuter (rgthree)

つないだノードが全部ミュートのとき、実行するたびにどれか1つだけを、その回だけ動かします。

試したこと:カフェ・森・海の3つのプロンプトを全部ミュートにしてつなぎ、実行すると1つ(今回はカフェ)が選ばれて画像ができました。実行が終わると、また全部ミュートに戻りました。

rgthree-comfy の Random Unmuter (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Random Unmuter (rgthree) を試したときの画面

Node Collector (rgthree)

いくつかのノードからの線を1本にまとめて、Fast Muter などへ渡します。

試したこと:カフェと森のプロンプトをまとめて Fast Muter につなぐと、2つのスイッチが出ました。

rgthree-comfy の Node Collector (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Node Collector (rgthree) を試したときの画面

Node Combiner (rgthree)

Node Collector の古い名前です。今は「名前が Node Collector に変わった」という案内が出るだけです。

試したこと:置いて実行してもエラーにはなりませんでしたが、ノードには改名の案内が出ました。右クリックの「Update to Node Collector」で置き換えるよう書かれています。

rgthree-comfy の Node Combiner (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Node Combiner (rgthree) を試したときの画面

Fast Actions Button (rgthree)

ボタンを押すと、つないだノードをミュート・バイパス・有効にし、続けて「実行」まで行えます。

試したこと:カフェのプロンプトに「Mute」、続けて「Queue Prompt」(実行)を設定してボタンを押すと、カフェがミュートになって森の画像ができました。

rgthree-comfy の Fast Actions Button (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Fast Actions Button (rgthree) を試したときの画面

見た目を整える

Reroute (rgthree)

線を中継して、ワークフローを見やすくするための小さなノードです。向きや大きさを変えられます。

試したこと:VAE の線をこの Reroute に通して、画像を作れました。

rgthree-comfy の Reroute (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Reroute (rgthree) を試したときの画面

Label (rgthree)

画面に大きな文字を置くだけのノードです。説明や見出しに使います。

試したこと:「① ここでモデルを選ぶ」と書いて置き、生成にも影響しないことを確かめました。

rgthree-comfy の Label (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Label (rgthree) を試したときの画面

Bookmark (rgthree)

画面の好きな場所に置き、決めたキーを押すとその場所へ飛ぶ「しおり」です。

試したこと:ショートカットキーを「1」にして置き、画面を小さく引いた状態で 1 を押すと、しおりの場所へ移動しました(下の比較)。

rgthree-comfy の Bookmark (rgthree) を ComfyUI で試した画面
Bookmark (rgthree) を試したときの画面

うまく動かないとき

  • Power Primitive で数字が渡らない:筆者の環境(ComfyUI 0.43.0 と rgthree-comfy 1.0.2610050029)では、type を INT にすると値が渡らなかった。数字は Power Puter で出すか、K サンプラーの欄にそのまま入れる
  • 「Node Combiner [DEPRECATED]」と出る:古いワークフローに入っている改名前のノード。右クリックの「Update to Node Collector」で置き換える。Lora Loader Stack も動くが、作者は非推奨としている。新しく組むなら Power Lora Loader を使う
  • ワークフローの線がおかしい:作者は、線のつながりの情報が壊れたワークフローを直す「Link Fixer」を用意している(README の Link Fixer の節)。筆者は壊れたワークフローがなかったため試していない

ComfyUI が古いと動かないことがあります。ComfyUI のアップデート方法で最新にしてから試してください。

RTX 5090 以外の人へ

rgthree-comfy のノードは、ほとんどがワークフローの整理や切り替えのためのもので、それ自体で VRAM を多く使うものではありません。必要な VRAM は、使うモデル(Illustrious XL や Anima など)で決まります。モデルごとの目安は、Illustrious XL の使い方や Anima の使い方を見てください。

よくある質問(FAQ)

Q. rgthree-comfy はどんなノード集ですか

ComfyUI のワークフローを扱いやすくするカスタムノード集です。LoRA をまとめて読み込む Power Lora Loader、グループごとに止める Fast Groups Muter、2枚を見比べる Image Comparer などが入っています。筆者が試した版では 37 個のノードが増えました。

Q. Power Lora Loader で LoRA を複数使うには

「➕ Add Lora」を押すと行が増え、行ごとに LoRA と強さを選べます。行の左のスイッチでオン・オフを切り替えられます。

Q. Fast Groups Muter と Fast Groups Bypasser の違いは

Muter はグループの中のノードを止め、Bypasser は飛ばして入力をそのまま次へ渡します。画像の加工だけを外したいときは Bypasser が向いています。

Q. Power Primitive で数字が渡りません

筆者の環境(ComfyUI 0.43.0)では、type を INT にすると値の欄の名前が value#1 に変わり、値が渡りませんでした。数字は Power Puter に式を書いて出すと動きました。

Q. rgthree-comfy は無料で使えますか

はい。MIT ライセンスで公開されていて、ComfyUI Manager から入れられます。

まとめ

  • rgthree-comfy は、ワークフローを扱いやすくするノード集。入れると 37 個のノードが増えた(rgthree-comfy 1.0.2610050029)。まず使うなら Power Lora Loader、Fast Groups Muter / Bypasser、Image Comparer の3つ
  • 37 個すべてを実際に組んで実行した。Power Primitive の INT だけ、値が先に渡らなかった
  • Lora Loader Stack と Node Combiner は古いノード。新しく組むなら Power Lora Loader と Node Collector を使う

検証メモ

  • 試した数:37 個のノードに、Power Lora Loader のオフと Power Primitive の STRING を足した 39 ケースを実行しました。
  • 動いたかの見方:Power Primitive の INT も、実行の記録にエラーは残りませんでした。灰色の画像は、出力された画像で確かめた結果です。
  • 版:結果は rgthree-comfy 1.0.2610050029 と ComfyUI 0.43.0 の組み合わせのものです。新しい版では試していません。

この記事の検証環境

Windows 11 / RTX 5090(VRAM 32GB)/ ComfyUI 0.43.0 ポータブル版(試験用)/ rgthree-comfy 1.0.2610050029(ほかのカスタムノードは停止)/ 全37ノードを1つずつワークフローに組んで実行(Power Primitive は STRING と INT の両方を試した)/ 2026年10月28日に検証
これまでの検証の一覧はこちら

参考にした資料

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

KOBO Lab の新しい記事を受け取る
ComfyUIカスタムノード
KOBO Lab の新しい記事を受け取る
タイトルとURLをコピーしました