ComfyUIが開かない「Got more than 8190 bytes」の原因と直し方【Header too large】

ComfyUIが開かないGot more than 8190 bytesの直し方 ComfyUI

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紹介しているソフトはすべて無料で入手できるものです。

ComfyUI の画面の代わりに Got more than 8190 bytes when reading と1行だけ出て開けないのは、ブラウザが送る Cookie が大きすぎるせいです。「Header too large」「400 Bad Request」と出るときも、同じ種類の問題(ヘッダーが大きすぎる)。

この記事でできること

  • このエラーの原因が Cookie だと確かめる
  • 127.0.0.1 で開いて、すぐに ComfyUI を使えるようにする
  • localhost の Cookie を消して、元のアドレスで開けるように戻す

筆者の PC でこのエラーをわざと起こして、直るところまで確かめました。試した条件は末尾の「検証メモ」にまとめています。

先に結論

原因は、ブラウザが ComfyUI に送る Cookie(クッキー)が大きすぎることです。ComfyUI は1つのヘッダー(送られてくる情報の1行)を 8190 バイトまでしか受け付けません。

Cookie はポート番号で分かれません。localhost で動かしている別のアプリが作った Cookie も、ComfyUI に一緒に送られます。

直し方1:アドレスを http://127.0.0.1:8188 に変えて開く(今回すぐに開けました)。

直し方2:ブラウザの設定で localhost のサイトデータ(Cookie)を削除する(今回これで localhost でも開けるようになりました)。

どんな症状?

ブラウザで ComfyUI のアドレス(標準は http://localhost:8188 や http://127.0.0.1:8188)を開くと、ノードの画面が出ず、白い画面に次のような1行だけが出ます。

ブラウザに Got more than 8190 bytes when reading と表示されている
今回再現したときの画面。ComfyUI の画面の代わりにエラーの1行だけが出る

このときの応答をコマンドで確かめると、次のようになっていました(Cookie の中身は x を並べたテスト用の値です)。

HTTP/1.0 400 Bad Request
Content-Type: text/plain; charset=utf-8
Server: Python/3.13 aiohttp/3.14.3

Got more than 8190 bytes when reading: b'a=xxxxxxxx...'.

「Header too large」「Request Header Or Cookie Too Large」は、同じ種類の問題(送る情報のうち、ヘッダーが大きすぎる)でほかのサーバーが出す言い方です。ComfyUI を直接開いているときは、上の「Got more than 8190 bytes」の形になりました。間に別のサーバー(リバースプロキシ)を挟んでいる場合は、そちらの言い方で出ることがあります(これは試していません)。

原因:Cookie がたまって 8190 バイトを超えた

ComfyUI はヘッダー1行を 8190 バイトまでしか受け付けない

ブラウザはページを開くとき、URL のほかに「ヘッダー」という付け足しの情報を送ります。Cookie もその1つで、Cookie: 名前=値; 名前=値; ... のように1行にまとめて送られます。

ComfyUI の Web サーバーは aiohttp という部品で動いていて、aiohttp のヘッダー1行の長さの上限(max_field_size)は標準で 8190 バイトです(ComfyUI に入っている aiohttp 3.14.3 のコード web_protocol.py で確認)。ComfyUI はこの値を変えずに使っていて、起動オプションで変える方法もありません(ComfyUI の server.py で確認)。

Cookie はポート番号で分かれない

ここが分かりにくいところです。Cookie は「どのサイトのものか」をホスト名(localhost など)で区別していて、ポート番号では分けません(Cookie の仕様 RFC 6265 の 8.5 節)。

つまり localhost:3000 や localhost:7860 など、localhost で動く別のアプリが作った Cookie も、localhost:8188 の ComfyUI に全部送られます。ComfyUI と関係ないアプリの Cookie がたまっていくと、いつか 8190 バイトを超えて、ComfyUI だけが開けなくなります。

実際に再現した方法

  1. 検証用の Chrome で、ComfyUI(localhost:8193)が普通に開くことを確認。この時点の Cookie は 0 文字でした(ComfyUI 自体は Cookie を作っていませんでした)
  2. 別のポート(localhost:8888 と localhost:7860)向けに、3000 文字の Cookie を作る
  3. 2つ(約 6000 バイト)のときは、ComfyUI はまだ普通に開いた。ComfyUI のページからも、この2つの Cookie が見えた(ポートで分かれないことの確認)
  4. 3つ目を足して約 9000 バイトにすると、上の「Got more than 8190 bytes」が出て開けなくなった

Cookie を作ったのは ComfyUI とは別のポート向けなのに、ComfyUI が開けなくなりました。

直し方1:127.0.0.1 で開く(いちばん早い)

アドレスを http://localhost:8188 から http://127.0.0.1:8188 に変えます(ポート番号は自分の ComfyUI に合わせてください)。どちらも同じ自分の PC を指しますが、ブラウザにとっては別の名前なので、localhost の Cookie は送られません。

今回、localhost では開けない状態のまま 127.0.0.1 で開くと、すぐに普通の ComfyUI の画面が出ました。そのとき ComfyUI に送られた Cookie は 0 文字でした。

注意

ブラウザに保存されているワークフローの一時データなどは、localhost と 127.0.0.1 で別々です。127.0.0.1 で開くと、前回開いていたワークフローが出てこないことがあります。ワークフローは ComfyUI の中(user フォルダー)に保存したものなら、どちらで開いても読み込めます。

直し方2:localhost の Cookie を削除する

localhost のまま使いたいときは、ブラウザに保存された localhost のデータを消します。Chrome の場合の手順です。

  1. アドレス欄に chrome://settings/content/all と入れて開く
  2. 右上の検索欄に localhost と入れる
  3. 「localhost — http」の行のごみ箱のアイコンを押す
  4. 確認が出たら「削除」を押す
  5. ComfyUI のページを開き直す
Chrome の設定のすべてのサイトで localhost を検索し、28KB 3件の Cookie が表示されている
localhost で検索した画面。今回は3件の Cookie で 28.0KB になっていた(28.0KB は Chrome のサイトデータの画面に出た量で、ComfyUI に送られる Cookie ヘッダーの大きさ(再現では約9000バイト)とは別の数値です。28.0KB の内訳は確かめていません)
localhost のサイトデータと権限を削除しますかという確認
削除の確認。ブラウザに保存された localhost のデータがまとめて消える

削除したあと localhost でも ComfyUI が開き、Cookie は 0 文字に戻りました。

Cookie を削除したあと、localhost でいつもの ComfyUI の画面が開いた
削除後。localhost でも普通に開いた

消す前に知っておくこと

「localhost」のデータを消すと、localhost で使っているほかのアプリのログイン状態や設定も一緒に消えます。ComfyUI のブラウザ側の設定(開いていたタブなど)も消えることがあります。大事なワークフローは、先に ComfyUI の「保存」で保存しておいてください。
Cookie だけを選んで消したいときは、F12 で開発者ツールを開き、「Application」→「Cookies」→ localhost から1つずつ消せます(この方法は今回の検証では使っていません)。

そのほかの対処

  • 別のブラウザやシークレットウィンドウで開く:Cookie が別になるので開けるはずです(今回は試していません)。原因の切り分けに使えます
  • ComfyUI のポート番号を変える:Cookie はポートで分かれないので、これでは直りません。localhost のままなら同じ Cookie が送られます
  • ComfyUI 側の上限を上げる:起動オプションはありません。コードを書き換える方法は、更新で元に戻るのでおすすめしません

VRAM やパソコンの性能とは関係ある?

関係ありません。ブラウザと ComfyUI の間のやり取りの問題なので、GPU の種類や VRAM の量に関係なく起こります。RTX 5090 以外の環境でも、同じ手順で直せます。

よくある質問(FAQ)

Q. ComfyUI で「Got more than 8190 bytes when reading」と出て開けません

ブラウザが送る Cookie が大きすぎるのが原因です。アドレスを 127.0.0.1 に変えて開くか、ブラウザで localhost の Cookie(サイトデータ)を削除してください。ComfyUI v0.43.0 で再現して、どちらでも直ることを確かめました。

Q. 「Header too large」「400 Bad Request」も同じ原因ですか?

同じ種類の問題(ヘッダーが大きすぎる)です。ComfyUI を直接開いているときは「Got more than 8190 bytes」の形で出ました。プロキシなどを挟んでいるときは別の言い方になることがあります。

Q. ComfyUI のポート番号を変えれば直りますか?

直りません。Cookie はポート番号で分かれないため、localhost のままなら同じ Cookie が送られます。127.0.0.1 で開くか、Cookie を削除してください。

Q. Cookie を消すと ComfyUI のワークフローも消えますか?

ComfyUI の中に保存したワークフロー(user フォルダー)は消えません。ブラウザ側に残っている一時的な状態は消えることがあるので、先に保存しておくと安心です。

Q. ComfyUI の 8190 バイトの上限は変えられますか?

ComfyUI v0.43.0 には変える起動オプションがありません。上限は ComfyUI が使っている aiohttp の標準値です。

まとめ

「Got more than 8190 bytes」は、ComfyUI が壊れたのではなく、ブラウザにたまった localhost の Cookie が大きすぎるのが原因です。まずは 127.0.0.1 で開き、落ち着いてから localhost の Cookie を整理しましょう。

この記事の検証環境

Windows 11 / ComfyUI v0.43.0(aiohttp 3.14.3)/ Chrome 156(検証用プロファイル)/ 2026年10月30日。テスト用の Cookie を作ってエラーを再現し、2つの直し方を確かめた。
これまでの検証の一覧はこちら

検証メモ

  • 再現の条件:検証用に新しく作った Chrome のプロファイルで、テスト用の Cookie を作って起こしました。2つで 6012 文字のときは開き、3つ目を足すと 400 が返りました。curl で送っても同じ 400 でした。
  • 起こりやすさ:実際の環境でも、localhost で別の Web アプリを使っている人ほど起こりやすいと考えられます。どのアプリが原因になりやすいかは調べていません。
  • 未確認のこと:Chrome 以外のブラウザ、シークレットウィンドウ、開発者ツールでの個別の削除、リバースプロキシを挟んだときの表示。

試した環境

OSWindows 11
ComfyUIv0.43.0(ポータブル版、ポート 8193 で起動。標準は 8188。検証では別の ComfyUI と重ならないよう変更)
ComfyUI の中の Web サーバーaiohttp 3.14.3
ブラウザGoogle Chrome 156(検証用に新しく作ったプロファイル)
確認した日2026年10月30日

参考にした公式情報

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

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