DSHプラグイン「歸藏設計」とは?スライドやカードが日本語で使えるか確認

歸藏設計の公式作例のスライド ローカルLLM

この記事について(広告・アフィリエイトリンクはありません)

紹介しているプラグインは無料で入手できます。

歸藏設計(dsh-guizang-design) は、DeepSeek Harness(DSH) 用のデザインプラグインです。スライド、SNS 用カード、Web ページの排版を、同じデザインで作れます。

日本語で使えるかが気になったので、ソースと公式の作例を調べました。ただし今回は、プラグイン本体を実機で動かしていません。 この PC の Claude Code の安全チェックが、外部コードの実行を止めたためです。そのため、この記事は「動かした結果」ではなく「ソースから分かること」のまとめです。

先に結論(ソースの確認から)

  • DSH 用に、スライド、カード、Web ページ、文章の修正、語気の記録の 5つのスキル が入っています。
  • 日本語の専用設定は見当たりません。 スキル本文とフォントの設定に、日本語や Noto Sans JP の記述はありませんでした。
  • 日本語の文字は表示できますが、既定のフォントは簡体字向けの Noto Serif SC と Noto Sans SC です。一部の漢字の形が日本語と変わります。

文章を直す「去 AI 味」は、中国語の文章向けです。ライセンスは AGPL-3.0(去 AI 味だけ MIT)で、Web サービスに組み込むときは条件を読んでください。

公式の作例のスライド。暗い背景に大きな明朝体の中国語の見出しが並んでいる
公式の作例のスライド。暗い背景に大きな明朝体の中国語の見出しが並んでいる

試した範囲

項目内容
確認したものGitHub の op7418/dsh-guizang-design コミット d16cea6(2026-10-31)、同梱の作例
プラグインの導入未実行(外部コードの実行が安全チェックで止まった)
作例の表示リポジトリの HTML をブラウザで開いて確認
フォントの比較自分で作った小さな HTML で確認
検証日2026年11月4日

話題性と中身は分けて書きます。リポジトリのスターは確認時点で約350です。これは注目度の数字で、出来を示すものではありません。

できること

README とソースから分かる内容です。

スキルコマンド作るもの
Web PPT/guizang-ppt-skill横にめくるスライド(1つの HTML)
图文カード/guizang-social-card-skill小紅書 3:4、公衆号 21:9 などの PNG
Web ページ排版/guizang-page-skill文章を整えた HTML、PDF、長い画像
去 AI 味/humanizer-zh中国語の決まり文句を減らした文章
語気アーカイブ/guizang-voice自分の書き方の記録(Markdown)

サイドバーに専用のページが増え、作ったものの一覧や「同じ形でもう1本」を操作できる、と説明されています。

導入の条件

ここは README と package.json の説明で、私は導入していません。検証メモの「未実行の理由」にあるコマンドは、README の導入手順とは別に、試すために実行しようとしたものです。

  • DSH 0.2.1-rc.2 以上、0.3.0 未満(package.json にも同じ指定があります)
  • デスクトップ版は、プラグインのページで dsh-guizang-design を追加して有効にします。コマンドでの導入は使えません(README より)
  • カードの書き出しには Playwright の Chromium、PDF と長い画像には本機の Chrome が必要です
  • 更新は「アンインストールしてから入れ直す」手順です

データは ~/.dsh/guizang-design/ に保存され、外へは送らないと README に書かれています。ただし語気アーカイブは、DSH の会話から作った素材を今使っているモデルに渡す作りです。ローカルの LLM なら PC の中で完結し、クラウドのモデルならそのサービスへ送られます。

日本語で使うときの注意

フォントで漢字の形が変わる

カードのスキルは、見出しに Noto Serif SC、本文に Noto Sans SC を指定しています。SC は簡体字用です。同じ文字を日本語用の JP と並べました。

Noto Serif SC と JP、Noto Sans SC と JP で同じ日本語の文を表示した比較。直、骨、海、角、遊などの形が少し違う
Noto Serif SC と JP、Noto Sans SC と JP で同じ日本語の文を表示した比較。直、骨、海、角、遊などの形が少し違う

「直」「骨」「海」「角」「遊」などの形が違います。読めないほどではありませんが、日本語のスライドとして配るなら、フォントを JP に変えたくなります。プラグインにはブランド色やフォントの設定があると説明されていますが、JP に変えられるかは動かして確かめていません。

ページの言語が zh-CN になりやすい

Web ページのスキルの render.mjs は、漢字が多い文書の言語を zh-CN にします。日本語の判定はありません。日本語の文章では lang="zh-CN" になる可能性があり、検索や読み上げ、フォントの選択に影響することがあります。これはコードを読んだ範囲の話です。

去 AI 味は中国語向け

humanizer-zh の説明は「中文の文章を編集する」となっていて、ルールも中国語の表現が中心です。日本語の文章にはそのまま当てはまりません。日本語で同じことをしたいなら、別の手順を用意するほうが確実です。

ライセンスは AGPL-3.0、去 AI 味だけ MIT

  • プラグイン全体とスライド、カード、ページのスキル:AGPL-3.0 です。改変したものをネットワーク越しに使わせるときは、利用者にソースを提供する義務が関わります。自分の PC で使うだけなら、この義務は発生しません。
  • 去 AI 味(humanizer-zh):MIT です。
  • 商用の別契約:カードのスキルに COMMERCIAL_LICENSING.md があり、自社の AI 製品などへ組み込む場合の有料の案内が書かれています。製品に組み込むなら読んでください。

個人で作ったスライドや画像を使うことまで制限する文言は、確認した範囲では見つかりませんでした。これは法的な判断ではありません。

よくある質問(FAQ)

Q. 歸藏設計は日本語で使えますか?

文字は出せるはずですが、日本語の専用設定は見つかりませんでした。既定のフォントは簡体字向けで、一部の漢字の形が変わります。今回は実機で動かしていません。

Q. DeepSeek のモデルでないと使えませんか?

DSH のプラグインなので、DSH で選んでいるモデルで動く作りです。どのローカルモデルで動くかは試していません。

Q. 無料ですか?

プラグインは無料です。製品に組み込む場合の有料の案内が別にあります。

Q. 語気アーカイブで会話は外に出ますか?

保存先は本機ですが、分析は今選んでいるモデルが行います。クラウドのモデルなら、そのサービスに送られます。

Q. なぜ実機で試していないのですか?

作業に使っている Claude Code の安全チェックが、外部コードの実行を止めました。迂回はしていません。確かめられたら追記します。

まとめ

  • 歸藏設計は、スライド、カード、Web ページを同じデザインで作る DSH プラグインです。
  • 日本語の専用設定はなく、そのままだと簡体字向けのフォントになります。
  • 今回はソースの確認までで、動作は未確認です。使うかどうかは自分の環境で小さく試してください。

この記事の検証環境

Windows 11 / dsh-guizang-design コミット d16cea6(npm 版は 0.1.3)/ ソースと作例の確認のみ、プラグイン本体は未実行 / 2026年11月4日
これまでの検証の一覧はこちら

検証メモ

未実行の理由:dsh plugin --profile web add dsh-guizang-design を、普段の DSH とは別の DSH_HOME で実行しようとしたところ、Claude Code の自動の安全チェックが「外部コード」として止めました。

普段の環境:利用者の DSH の設定と会話には触っていません。語気アーカイブにも本人の会話を渡していません。

確かめていないこと:インストール、サイドバーのページ、スキルの出力、フォントの変更、カードの書き出し、日本語を入れたときの実際の見た目。

コードから読んだこと:lang の判定と、日本語の記述の有無は、それぞれ render.mjs と文字列の検索で確認しました。見落としがある可能性があります。

参考リンク

この記事を書いた人
こまたろ

画像生成 AI に興味を持ったのがきっかけで、3年ほど前から ComfyUI を触っています。始めたころは今ほど情報がそろっておらず、何時間もかけて整えた環境が翌日のアップデートで動かなくなったこともありました。

KOBO Lab は、自分の学び直しと、これから ComfyUI を始める人が同じところでつまずかないようにと思って始めたサイトです。初心者も中級者も、迷ったときに開くサイトを目指しています。

検証は、RTX 5090 を積んだ自作 PC 1台で、実際に動かして確かめています。作業を楽にするための自作ツールも作っています。

記事は、運営者自身の経験と検証をもとに、Claudeで下書きを作り、GrokボットとMuseでも添削や確認をして仕上げています。

KOBO Lab の新しい記事を受け取る
ローカルLLM
KOBO Lab の新しい記事を受け取る
タイトルとURLをコピーしました